ﾀﾋにたくないのに何故か闇AUで働いて光AUで働くモブな私は今日もサンズさん達に追いかけられる日々を過ごしている〈6〉〔undertale〕

263:お金は大事 ページ13

A side





サンズ「.....Whats？」



『おおさすが本場、発音完璧』ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ



サンズ「イヤイヤお前さん、
まさか金を見た事無いなんて言わないだろう？」


サンズは私を信じられない物を見るような顔で
見ている。


『ベリーさん達の所でお手伝いした時にコインではやり取りしましたけど、
世界によって形や呼び方が違う事もありえますから、ちゃんと知っておきたいんです。
でないとナイトメアさんに騙されても分からないですし』



私がそう言うと、サンズはホッとした顔をした。



サンズ「良かった驚いたぜ、
お前さんの世界にはそもそも金の概念が無いのかと思った。」


『私は紀元前のニンゲンじゃありません!
ちゃんとお給料貰って働いてましたし
給料日初日には毎回気が大きくなってしまって
色々買いすぎて月末苦しんで、
...ってそれは言わなくても良かったか...』


サンズ「hehe、悪かったよ兄妹
ふざけすぎた。
でも、お陰でお前さんの事少し聞けたな?」ﾆﾔﾘ


『私の事なんかより今はお金です、お金大事。』


サンズ「へいへい、
じゃあ見せてやるからこっち来い。」


サンズはそう言うと、
懐から小さな財布を取り出した。


『御馳走になった時は
失礼になるから見てなかったですけど、
お財布小さいの使ってるんですね？』


サンズ「ん？ああ、邪魔になるからな。
オイラバッグとかは面倒だから持ち歩かない主義なんだ。」



『ﾌﾌｯサンズさんらしいですね。』



サンズ「hehe、Aいいか、
こっちではゴールドと言ってだな...」





それから私はサンズに基本的なここでの
お金の概念を教えて貰った。

私の住んでた世界のようにお札や硬貨があるわけじゃなくて、単純にゴールドコインだけ。

それに、ザックリとだけど感覚は習った。
後は実際にお給料を貰い、買い物に行ってから
金銭感覚は養えばいいだろう。


『助かりましたサンズさん、
やっぱり頼りになります。』


サンズ「hehe、そりゃ良かった。」


『あ、コーヒー無いですね、淹れますよ。』


サンズ「いや、オイラそろそろ行かなきゃならねぇんだ。
今日はニンゲン達と合同だから説明会があるんだと。やれやれだぜ」


ーーーーコンコンーーーー


『??あれ、まだ随分早いのに、
クロス先輩もう来たのかな。はーい!』


私は自室のドアを開けた



インク「Aちゃん迎えに来たよ！」ﾆｺｯ



『....ん？』

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