ﾀﾋぬ日が近づいたので姿をくらまそうとしたらサンズ達に捕まりました。<12>【 Undertale】

592:マーダーは切れ者..? ページ42

A side





マーダーが、

おもむろに手にもっていた骨を
籠に向かって降り投げると、


鉄のように硬い糸で出来た籠の一部が

いとも簡単にちぎれた。




私は驚いて彼の方を見たが、

当のマーダーは特に驚いた様子はない。

...っと言う事は、

マーダーには何か確信があってやった、

という事なのだろうか...?




キラー「...ねぇマーダーどういう事?
何でただの骨で切れちゃう訳!?」





キラーも、私と同様に驚いた様子で、

マーダーに質問攻めしている。




マーダー「...うるせぇ野郎だな、
何で俺が教えてやらなけりゃならねぇんだよ、
んなもんテメェで探せ。」ﾋﾗﾋﾗ



キラー「はぁ!?何だよケチ！」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ






『何か、違和感を見つけた...とかですか？』




....んー、切れた糸の部分を手で触ってみても、

やっぱり硬く鉄のようで、
他の所と違う様子も特にない。




マーダー「...アイツは破壊者だぜ、
あらゆる物を壊すのが(お仕事)だろ。
完璧な代物なんて作る道理はねぇ、
何処かに不完全な部分を残すはずだ。」



『...そう言われても、
私にはこの糸の何処が
不完全なのかすら分かりません..』ｼﾞｯ



一体マーダーはどうやって見分けたんだ..？

この切られた糸は、
別に表面にバグが出てる訳でもないし

色が他と違う訳でもない...


でも、マーダーは確かに
この糸に不完全な箇所を見出だした...って事か




........んーーーー




...うん、やめよう！


たかが凡人に、
超人の思考なんぞ分かる訳がない！



キラー「お前ツンデレにも程があるだろ！
俺が何聞いても永遠ツンの癖に
Aがちょっと聞いただけで
デレてペラペラ喋っちゃってさー！
ってか真横に居るんだから
最初から素直に話せばよくない!?」ﾑｯ





マーダー「....テメェマジで串刺しにするぞ」





『...あ、あーーえーーっと!!
ありがとうございますマーダーさん、
これで心おきなく掃除が出来ます！』



マーダー「....ふん..」




....わーこのゴミ山とこれからバトルかー




...嬉しいなーーチキショー...




キラー「えーマジで掃除やんの？
つまんないなー逃げればいいのにー！」ﾆｺｯ



『貴殿方お二人から逃げおおせる
イメージが全くわきませんので結構です。』ｽｯ




...せめてインクが来てくれれば
状況も変わるかもしれないけど




でも、会ったら会ったで今は複雑だ...






...うん、とりあえずは掃除に集中しよう。

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