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530:英語が読めても分からない ページ30

A side





私は二人分のコーヒーをトレーに乗せて、

シロが寝ている居間をそっと移動すると

サンズの部屋を小さめにノックした。



『...サンズさん、
コーヒー淹れたんですが、いかがですか?

............ん?』



ーーーーガチャッーーーー



返事が無いので部屋を開けると、

サンズはソファに座っているようだったので、

私は近づいてみた。




サンズ「....グーーッ...グーーッ...」



『...あら、サンズ寝ちゃってる。
仕事は大丈夫なんだろうか..
でもかといって起こすのは可哀想だし
どうするk..ん、書類が散らばっちゃってる。』




ふと足元を見ると、

書類があちらこちらに散らばってしまっていたので、私はそれらを音を立てないように広い集めた。

サンズは寝てしまっているが
せっかく淹れたコーヒーだったので、

私はサンズの横にソッと腰を下ろして
コーヒーを一口啜るって拾った紙を見てみた。



『...全部英語だからそもそも
分かる訳もないけど、
これだけ細かい図式付きの文書を
何の見本も無しで
書き上げる事ができるサンズは凄いよな..』ズズッ



やはり頭の出来がモンスターなだけはある。

考えたらアホなモンスターって少ないよな、

オニオンさん辺りは微妙だが...



サンズ「.グーーッ...ん....A....?」


名前を呼ばれて紙から顔を上げると、

寝ぼけ顔のサンズがこちらを見ていた。


...いけない、起こしてしまったか...



『あ、起こしちゃってごめんなさいサンズさん、
てっきりお仕事をされてると思ってたので
コーヒーを淹れてk..』


ーーーグイツーーー


サンズ「.......グーーッ...」


ボーッとしたままのサンズは
突然私の手を引っぱり、私を抱き締めたと思ったら
何とそのまま眠ってしまった。



....んーーーどうしよう、
少し体を動かそうとしてみたが、びくともしない。

サンズも起きる気配ないし、
いっそこのまま寝るか。

風邪引かないといいけど...



まぁ.....いいだろう。

ソファ暖かいし



私は半分脳を占拠し始めていた眠気に負けて、

サンズに抱き締められたまま瞳を閉じた。



...フフッ...子供じゃなくても


誰かに抱き締めて貰いながら寝るのって

安心するんだな。


でも流石に冬の夜は底冷えするので、

サンズの着ているパーカーに
埋もれるように体を入れてから

私は意識を手放した。



...明日こそコンロの錆び落とさなきゃ...


あとマットの事も言わなi..t..zzz.....zzz

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璃奈の気まぐれ落書き部屋(プロフ) - パッピィィー!!あ゛あぁー!!可愛すぎだろぉー!? (2022年11月24日 21時) (レス) @page45 id: 63d2832961 (このIDを非表示/違反報告)
これはお咲さん - 普通にパッピがイケメンなんだよぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ" (2022年11月24日 7時) (レス) id: 3b1cb8dcad (このIDを非表示/違反報告)
りるらる(プロフ) - 更新頻度早くていつも毎日毎日が楽しみになっています!これからも読ませて頂きます! 頑張ってください! (2022年11月24日 1時) (レス) id: 73de3575bd (このIDを非表示/違反報告)
おめめ(プロフ) - パッピ…髪の毛ないけど(からこそ)三角巾付けてて欲しいぃ…!てぇてぇです(半泣) (2022年11月24日 0時) (レス) @page42 id: fbb04e1f70 (このIDを非表示/違反報告)
ロイド・ナルハ(プロフ) - パピちゃん…ホントにパスタのこと言おうとしてたん……?いやでもパピちゃんの事だ本当にパスタのことかもしれん…どちらにしろ可愛い…… (2022年11月23日 22時) (レス) @page41 id: a0fdd2e6b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒猫軍曹 | 作成日時:2022年11月7日 8時

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