ﾀﾋぬ選択肢を選ぼうとした主人公を今度はサンズ達が何がなんでも止めようと追跡してくる。<11>【 Undertale】

529:労る気持ち ページ29

A side





『あーサッパリしたー』ﾌｷﾌｷ



お風呂はいいねぇ、

色んな悩みや疲れが流れて行くy..

シロ「A様ご無事ですか!?」ﾄﾞｶｯ



『オグフッ!ど、どうしたシロ...』ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ



湯上がりいい気分だった私の腹に突然現れたシロが

鳩尾ダイブをかましてきたので

私は気絶しそうになるのを堪えて突っ込んできた
シロを抱えた。


シロ「あ、
A様石鹸の良い香り...じゃない！

A様が入浴中の間に
主人に報告に行ってたので、
骨メガネに何かされていたら
一大事と思いまして飛んで戻りました！」



『骨メガネって、サンズの事？
シロ、心配してくれるのは嬉しいけれど、
彼はもう私を コロ そうとはしないよ。』ﾆｺｯ



シロ「あーいや、
そう言う意味ではなくてですね..えっとー」



『あ、そうだ、サンズ仕事してるはずだから
コーヒーでも持って行ってあげよう。
シロ、今日は色々ありがとう
ゆっくり休んでね。』ﾆｺｯ



シロ「え？いえ、
A様がお休みになるまで御一緒致します。」



『いいから寝なさい、
今日だけで相当の魔力を消費しているはずだ。
サンズにコーヒー出したら私も寝るから、ね？』
ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ



シロ「A様が優し過ぎて辛い！」ｺﾞﾛｺﾞﾛ


『ほらほら、シロ。
いい子だからベッド行こうね。』ﾋｮｲｯ



私はゴロゴロと転がる
小さめなガスブラの姿のシロを持ち上げると、
シロの為に作った布団の上に乗せた。



『...今更なんだけど、シロは
こんな布団でちゃんと寝られているのかい？』



シロ「何を仰います！
A様が作って下さった布団なら、
例え藁で作られていても私にはシルクになります！
使いの身にはこの上ない幸福..」ｼﾞｰﾝｯ



『...んー、寝れてるならいいんだけど、
じゃあちゃんと休むんだよ？
おやすみなさい、シロ』ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ


シロ「あぁ、
A様にポンポンされながら寝れるなんて!!
明日主人に自慢しな...くては...zzz」



私が赤子をあやすようにポンポンしていると、

シロはニコニコしたままスヤスヤと眠ってしまった



『...やはり疲れていたのか、
ここの所連続でカラスの姿に戻っていたから
もしかしてとは思ったけど、無理してたんだな。』
ﾎﾞｿｯ


私はシロから手をソッと離すと、

そのままキッチンでコーヒーの支度を始めた。


『...寝る前に飲むと寝れなくなりそうだけど、
私の分も淹れようかな、飲みたいし。』
ｶﾁｬｶﾁｬｯ

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