愛されマネ ◇ Ａ 【 短編 】

海! : 2 ページ35

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｢ .....ほんとに純さん容赦無さすぎ ｣



あの後アイスをかけて皆マジモード。
か弱い女子が居るというのに..



亮介｢ 何考えてんの。負けたAが全部払うんだから ｣


｢ は？！何ですかそれ聞いてないですよ！ ｣


倉持｢ ﾋｬﾊ!亮さんイイっすねそれ ｣


｢ そういうことなら本気出させてもらいますよ ｣



上に羽織ってたパーカーを春乃ちゃんに渡して準備運動をする。

絶対アイスなんて奢らない！水着買ったから全財産1000円なのに。

とひたすらにボールを打ち込んでたら砂に足を取られて体制を崩してしまう。



｢ ...きゃっ ｣



後ろに倒れそうになった私を誰かが抱き抱える。
思わず瞑ってしまった目を開けると倉持だった。




倉持｢ ばか、気を付けろよ ｣



｢ あ..ごめん、ありがと ｣



耳を赤くしながらいう倉持に
私まで恥ずかしくなってすぐ立ち上がる。



沢村｢ そこイチャイチャしないでくださいよ！！倉持サン耳真っ赤っすよ！！！ ｣



御幸｢ そうだそうだ〜 イチャイチャすんなら他所でやれ〜 ｣



倉持｢ うるせーよ！沢村後でスパーリングな ｣




亮さんも後ろで意味深な笑みを浮かべてるし
純さんや哲さんも何かノっちゃってるし
恥ずかしくなって金丸のみぞおちにパンチをしといた。




金丸｢ ぐえっ..なんで俺.....？！？！ ｣




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｢ ん〜！勝った後のアイスは上手い！特に御幸に奢ってもらったってところがね！ ｣



御幸｢ 嫌味か ｣



御幸の隣に座って奢ってもらったアイスを頬張ったらペシっと頭を叩かれた。

あの後色々ムカついたからバレー部(自称)エースの維持を見せて何とか勝つことができた。



倉持｢ A、これ春乃ちゃんから ｣



アイスをくわえながら私が来ていたパーカーを投げて私の隣に座る倉持。



｢ ..倉持クンも男だもんね ｣



倉持｢？！..お前何言ってんの？｣


｢こんな女子の水着だけで顔赤くなるってピュアだな〜って｣



御幸｢ハハッこんな女子って自分で言ってんじゃん。確かにピュアだね倉持クンは｣



倉持｢..うっせーよ お前の無い胸に誰が顔赤くするんだよ｣


｢ 無いのは否定しないけど..巨乳好きめ ｣




なんて騒いでたら先輩達が帰る準備してたから私も急いで着替えに行く。

何だかんだ楽しかったし、
この水着も奮発したかいがあったな〜なんて思ったり。そして部員との仲もより深まった1日だった。




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