看病 : 2 ページ27
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「 先生〜?あれ、いない.. 」
御幸「 俺呼んでくるからベッドに寝かせて適当に熱冷ましのシート貼って薬でも飲ましとけよ 」
「 うん!わかった!!早く来てね! 」
御幸が足早に先生を探しに行くのを見送ると
倉持をベッドに寝かせて、勝手に棚を漁る。
「 あった!シートと薬。あ、水買いに行かなきゃ... 」
倉持「 A、こっち来て 」
「 ん?何〜?...わっ! 」
ベッドから呼ばれて近くに行けば
いきなり腰を引き寄せられて倉持の上に覆い被さるような体勢になった。
倉持「 薬はいいから。こんなんすぐ治る 」
「 いや駄目だよ。倉持には元気でいてもらわなきゃ! 」
倉持「 離れないでくれたら、元気になる 」
腰に手を回したまま離さない倉持から無理やり離れようとしたら表情が何だか寂しそうに見えたから布団をめくって隣に寝転がる。
「 しょーがないなぁ。少しだけね、御幸帰ってきちゃうし 」
と、棚からもって来た熱冷ましのシートを倉持のおでこに貼る。
そしてベッドに寝かせた時に体温計で体温も測らせてたからピピピっと鳴る体温計を渡される。
「 39度?!..もしかして先週の私の風邪がうつつちゃったのかな.. 」
隣を見れば腕を頭の上に乗せて辛そうに寝てる倉持に
何だか申し訳なくて「 ごめんね 」と頭に手を置く。
倉持「 ばーか、お前からうつるとか絶対ねえから。心配すんなって 」
自分も怠くて辛いのに私を庇う倉持を思わず抱きしめる。
「 ヒャハ セクハラ〜 」と笑いながらも抱きしめ返す倉持に私まで笑顔になる。
そして暫くするとすーすーと寝音が聞こえてきて寝ている様子の倉持。
開いてる窓からふく風と倉持のちょっと高めの体温が心地良くて
眠気に負けていつの間にか眠っていた。
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「 ふぁ〜よく寝た..って御幸?!?ちょ、亮さんと純さんまで?! 」
亮介「 病人に何してんの? 」
純「 御幸に面白いのがあるから見に来いと言われて来たが..吉岡、お前人の弱みにつけこむタイプか 」
「 ちょっと。変な言い方しないでくださいよ! 」
隣でぐっすり寝ている倉持をよそに
小声で言い合う私達。と面白そうに笑う御幸。
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⇒ S .(プロフ) - 旅猫。さん» 最高なお話なんてそんなそんな..!(; ;)有難うございます(;o;)頑張りますっ!!! (2015年5月9日 15時) (レス) id: 837ff0b239 (このIDを非表示/違反報告)
⇒ S .(プロフ) - もち☆もっちー先輩さん» 有難うございます(; ;)(; ;)待っててくれる方がいるなんて幸せです(; ;)(; ;) (2015年5月9日 15時) (レス) id: 837ff0b239 (このIDを非表示/違反報告)
⇒ S .(プロフ) - 甘納豆さん» 有難うございます(; ;)(; ;)昨日更新するとかいっときながら今になっちゃいましたがこれから更新頑張ります!!(´。・ω・。`)◎*! (2015年5月9日 15時) (レス) id: 837ff0b239 (このIDを非表示/違反報告)
旅猫。 - こんなに最高なお話がまだまだ読めるなんて感激です(*^^*)頑張ってくださいq(^-^q) (2015年5月8日 22時) (レス) id: 20011251d0 (このIDを非表示/違反報告)
もち☆もっちー先輩(プロフ) - 続編待ってます (2015年5月8日 22時) (レス) id: 1fc1947722 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:⇒ S . | 作成日時:2015年4月27日 18時