愛されマネ ◇ Ａ 【 短編 】

風邪 : 2 ページ23

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｢ ！！！！やばい！！寝ちゃった！！！ ｣



ガバッと起きてポケットに入ってる携帯の
電源を付けで時間を見ればまだ2時だった。


１時に試合を始めたから実質寝てるのは
15〜20分と言ったところか。


重い身体を よいしょ と起こして立ち上がれば
いきなり立ちくらみがして木にもたれかかる。




いくら日陰でもこの暑さ。
確実に朝よりひどくなってる気がする。


その場に落ち着くまでいようと思ったけど..





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『 ゲームセット！ 』


と片岡監督のよく通る声が響いて
一試合目が終わったらしい。



終わった後が忙しかったりするから
急いで戻ることにした。



メンバーを変えて三試合くらいやるから


試合と試合の間は20分の休憩がある。




｢ 春乃ちゃん大丈夫かな.. ｣

貴子先輩や唯、幸子達は相手側だから
置いていった事に申し訳なく思った。

なにかやらかしてなきゃいいけど...




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｢ ごめん春乃ちゃん！道迷っちゃって..大丈夫だった？ ｣



春乃｢ A先輩！戻ってこれて良かったです..何かあったらと心配しましたよ！何とか金丸くんとかにも協力してもらって大丈夫でした ｣



｢ そっかそっか良かった....ッ ｣



春乃｢ A先輩？！ ｣



視界が真っ暗にになる。
だんだん意識も遠のいて私の名前を春乃ちゃんの呼ぶ声も小さくなっていく



｢ ..A ｣



真っ正面に倒れていくのを感じて怖くて目を閉じたらストンと誰かに支えられて体が軽くなる。


耳元で私の呼ぶ声は御幸だ。




もしかして気付いていたのかもしれない

いつも体調が良くない時も
私でも気付かないくらいなのに声をかけてくれる。




ありがとう と言おうとしたけど意識は完全になくなってしまった。





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