愛されマネ ◇ Ａ 【 短編 】

テスト勉強! : 2 ページ17

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亮さんの｢ 今夜は寝かせないから ｣と言う言葉に
ちょっとトキメいた私が馬鹿だ。




その台詞は少女漫画風の台詞ではなく
死亡フラグが立った瞬間の台詞だった。





｢ 亮さんもう無理です.... ｣




亮介｢ いいから早く ｣




｢ こう..ですか？ ｣




亮介｢ うん、全然違う ｣




｢ きゃっ..痛い... ｣





純｢ テメエら誤解させる会話すんな俺は寝てぇんだよ！！！！！ ｣




亮介｢ ..は？ここ、俺の部屋なんだけど。嫌なら部屋に戻ればいいのに ｣




純｢ .....おやすみ ｣



と言って布団を被る純さんは
漫画呼んでて勉強集中出来ないからと同室の先輩に
追い出されて亮さんの部屋に来たらしい。



勉強しなくて大丈夫なのかな...




亮介｢ ま、純は授業は真面目に受けてるしね。そんな人の心配してないで吉岡はこっちに集中。 ｣




そう言ってシャーペンで問題集を叩く。

勉強を始めてもう3時間近く経つ。



スパルタすぎて死にそう...



でもこれが結構分かり易かったりする。

受験生の亮さんの大事な勉強時間を奪ってる訳だし
これで赤点だったら申し訳ない。



というかそのあとが恐ろしすぎて考えたくもない。



なんて考えてたら急に睡魔が襲ってきて意識が遠のいて視界がプツンと真っ暗になった。



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倉持side





｢ ふぁあ〜 っと、よく寝た.. って純さん何見て... ｣






純｢ シッ！！！...寝かせといてやれ ｣




２人で机に突っ伏してまるで恋人のように寄り添って寝る亮さんとA。



ちょっと亮さんが羨ましかったけど
起こしちゃ悪いから二人に布団をかけて
自分の部屋に戻った。




｢ ひでえなこれ ｣



部屋にはぐっすり眠る増子さんと

沢村のベッドに亮さんの弟くん。

部屋の真ん中においてある勉強道具でごちゃごちゃなテーブルには

金丸が突っ伏して寝てて
床には降谷と沢村が死んだように寝てる。




｢ ...俺の部屋でかよ。増子さん部屋移動すりゃ良かったのに.. ｣




って言いながら時計を見るとまだ4:05を指していて

どうせ今から寝ても寝れないだろうからと

沢村を蹴ってからバットを持って素振りに向かった。




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