愛されマネ ◇ Ａ 【 短編 】

テスト勉強! : 1 ページ16

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｢ はあ、今日も朝から疲れた.... ｣





友人｢ 朝練お疲れ様。でも明後日テストだけど勉強大丈夫なの？ ｣





｢ ....は？ ｣






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｢ ということで... ｣






亮介｢ ということで...じゃないよね ｣





純｢ 俺たちも必死で勉強してんのが見えねえのか？ ｣




｢ じゃあその手に持ってる漫画は何なんですか ｣




明後日からテストなんて初めて知った。
最近はいつもより練習きつくて授業中寝てるし
ノートもとってないし...

でも自慢できることは前日漬けでも学年で上位に入ってたり。




　
テスト期間中は一夜漬けでひたすら勉強して
１教科平均80点代くらい。




元々英語と数学は(なぜか)出来るから
ほぼ100点近くでそれ以外は平均以上は普通に。



ま、その後内容忘れてテストだけの学力だけど。





御幸達にも｢ そんくらい取れんなら教えなくてもいいだろ ｣って断られたんだけど..




｢ で、問題は化学なんですよ、化学。 ｣




大体の点数の事を(勝手に)伝えて、

勉強しながら聞いているのか分からない亮さんの目の前に去年の化学のテストたちを差し出す。





亮介｢ 今勉強中....ってうわ、 ｣





純｢ 何だこれ 20点代じゃねえかよ ｣




哲｢ しかも定期テスト４回とも全部..だな ｣





倉持｢ お前上位にいんのに何で１教科だけこんな低いの？ ｣





｢ いやほかの教科が高くて..って何でいんの倉持 ｣




倉持｢ お前より前にいたじゃねえか。哲さんに教えてもらってたんだよ ｣





亮介｢ それよりさ。去年テスト後に風邪とか体調不良で帰ってたよね ｣





｢ ... ｣





亮介｢ まさか 補習で じゃないよね？ ｣





｢ .....すいません ｣





皆の溜息と同時に純さんから叩かれた。






純｢ 今回遅れたりしたら容赦しねえ ｣






｢ だから教えてって頼んでるんですよ！！！ ｣
　




もう頼るのは先輩達しかいないから
頭を下げてお願いする私。



倉持は ﾋｬﾊﾊ と笑って写メってるし後でぶっ飛ばすか。




亮介｢ ...ま、遅れてこられても困るから少しくらいならいいけど。 ｣




そう言って悲惨なグチャグチャにしてある化学のテストを私に返すと


机を整理して座る位置をずらして私の座るスペースを開ける亮さん。



いつもこんな優しければ..



亮介｢ いつもこんな優しければって思った？
　





今夜は寝かせないから ｣






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