愛されマネ ◇ Ａ 【 短編 】

遠征合宿! : 2 ページ2

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｢これ、新手の嫌がらせですかね｣





亮介｢何、俺が隣じゃ嫌？｣




首を傾げてニコニコしながら窓側に座る亮さん。

黒いオーラ全開だし後ろは沢村と
一番後ろを取ると先に乗ったはずの倉持のうるさいコンビだし。


純さんが一番後ろを陣取ってるからそういうことなんだろう。




救いのマネージャーは席が離れてて完全に孤立状態だし。





｢もう疲れが半端ないんですけど......｣





｢｢｢｢ お前が言うかよ ｣｣｣｣





全員の突っ込みと亮さんのチョップの合図で
バスが出発する。



この３日間、私は生きて帰れるのかな

なんて考えながら揺れるバスの振動に
段々意識が遠退いて眠りに付いた。






倉持｢ひゃははっAの奴良く先輩の肩で眠れるよな！｣




亮介｢いびきうるさくて寝れない｣




沢村｢顔はめちゃくちゃ可愛いのになんか性格とか寝顔とか..残念ッすよね。｣





亮介｢顔だけが取り柄なのにね、吉岡。ちょっと倉持、俺と吉岡の写メ撮ってくれない？｣




倉持「いいっすよ！何かに使うんですか？」




亮介｢ん〜、これで先輩に貸しが出来たって事で逆らえないよね｣




沢村｢お兄さんブラックっすね..！！！！｣




なんて会話は爆睡している私には
聞こえてるはずがない。




後から散々な目に合うことになるなんて
知らない私は堂々たる寝っぷりを
一番見られてはいけない先輩に披露した。






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