愛されマネ ◇ Ａ 【 短編 】

遠征合宿! : 1 ページ1

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｢よーっし今日から３日間張り切ってこーっっ！！！！！！！！..いて゛ｯ｣



御幸｢うるせえ｣



この一週間ずっと待ち望んでた遠征合宿。
テンションが上がってたら御幸に蹴られた。



倉持｢A、今日は遠足じゃねえんだぞ｣



亮介｢そうそう。朝から疲れさせないでよね｣




｢うっ..でもこういうの初めてだし..ワクワクしちゃって｣



そう。小・中学の修学旅行は
滅多に引かない風邪と行事が運悪く被り、
先生の部屋で丸3日過ごした思い出しかない。



だから今日の遠征が家族以外で初めてだったりする。



哲｢まあワクワクするのは俺も同じだ。今日もよろしく頼むぞ、吉岡。｣



｢げっ..哲さんまさか将棋持って来たんですか｣



亮介｢それ終わったらでいいからマッサージもよろしく、練習いつも以上にハードになりそうだしね｣



｢それはいいですけど..絶対夜中までかかりますよ、将棋｣



純｢風呂入った後皆で枕投げでもしようぜ｣



｢しませんよそんなの子供じゃないんだから｣



なんて冷めた目で見てたら純さんと
亮さんからの頭チョップが見事にヒットしてその場にうずくまる。




クリス｢....ほら、バス来たから乗るぞ。席は早い者勝ちな｣




｢クリスさ゛あああああん゛慰めて下さいいいい゛！！！｣




クリス｢....｣




涙目になりながら目で訴えた時にはクリスさんは
もうバスに乗りかけたところで私の心はもう折れそう。




倉持｢ひゃはっドンマイA。一番後ろゲットだぜ！｣



純｢おい、先輩優先だろうが！｣



亮介｢早い者勝ちって言ってたじゃん..。俺は長距離だと酔うから前でいいや｣



沢村｢春っち！早めに席とっとこうぜ！A先輩ドントマインド！！！｣



御幸｢朝から大変だな、貧乳｣



｢おいそれ関係ないだろ｣



皆言いたい放題だし御幸はさり気なく気にしてる事言うし
唯一｢頑張って下さい｣という降谷からの励ましで思わず抱きしめた。






礼｢...A、早く乗りなさい置いてくわよ｣



礼ちゃんの言葉にバスに乗ろうと思って
春乃と隣に座ろうと誘おうと周りを見たら
既にみんな乗ってて私1人だけがバス乗っていない状態。




純さんが窓から｢早く乗れボケぇ！！｣と
急がし足早に重い荷物を肩にかけてバスへと乗った。





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