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幽閉され、何日か経ったある日のことだった。
「A。食べ終わったら上に来ないか?」
ヨータローがドンブリを持ってきた後、そう言った。
『上に、、?』
「ああ。ヒュースも待ってるぞ。」
『、、、行くわ。』
私はフードを被り直し、ヨータローについて行くことにした。
+++
「お、来たな。そこに座ってくれ」
『、、、』
「A嬢か。貴女もこいつらに言ってやって下さい、、、こんな原始的な戦いに何を言う必要がある?弱いやつが負ける。それだけの話だ、と。」
『、、、一瞬見ただけだからわかんないけど、ヒュースの言ってることは正しいわよ。』
するとサッとコナミがフードを被って言う
「、、、弱いヤツが負ける、それだけのハナシだ。
、、、なにかっこつけて当たり前のこと言ってんの?」
コナミからどしっと拳を頭の上に乗せられる
「ぐっ、、、」
『ちょっ、、、』
「
「はっはっは、別に気は遣ってないぞ」
「、、あんたらもう少し自分の立場考えなさいよね。
あんたたちのせいで本部の隊員がさらわれて、うちの修は死にかけたんだから!」
拳がぐりぐりと押しつけられる、地味に痛い。
「こなみ。おさむは生きてる。
もう、、、、すぎたことだ。」
「なに大物ぶってんの陽太郎」
「おぶっ」
チョップをお見舞いされるヨータロー。
子供にも容赦ないな、、、
「、、、、、オレたちをこの部屋にひっぱり出したのはお前たちだ。そっちこそ回りくどいやり口はやめろ。
情報を聞き出したいのなら、尋問でも拷問でもやってみるがいい。」
『ヒュースの言う通りだ。そんな回りくどい方法を取られたところで私たちは情報を話したりはしない。』
「拷問なんかする気はないよ。ああいうのはされる方もする方もしんどい。」
「おまえたちはごうもんされたいのか?マゾか?」
『、、、』
「それに、捕虜は丁重に扱っといた方が、攫われた隊員を取り戻す時に駆け引きがスムーズになるかもしれない、、、ということになってる。」
「でもこいつら、見捨てられて置いてかれたんでしょ?捕虜交換できるほどの価値あるの?」
断言しよう、私たちはマゾではないし、子供がそれを知っていることについても物申したいし、価値はある、、、と思う。
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ペネロッペ(プロフ) - あめみやさん» コメントありがとうございます!更新頑張ります! (2023年1月7日 22時) (レス) id: e88733fc4f (このIDを非表示/違反報告)
ペネロッペ(プロフ) - 船瀬さん» ありがとうございます!!私も!ずっとアフト出身主人公書きたかったんです!! (2023年1月7日 22時) (レス) id: e88733fc4f (このIDを非表示/違反報告)
あめみや - 楽しみにさせて戴いてます!更新頑張ってください! (2023年1月7日 20時) (レス) @page5 id: 94779bd79a (このIDを非表示/違反報告)
船瀬(プロフ) - アフトクラトル出身と見た時びびっと!来ました!めちゃめちゃ面白いです!楽しみにしてます! (2023年1月7日 16時) (レス) id: 860492d066 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ペネロッペ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Mayakaahah/
作成日時:2023年1月5日 11時