【あんスタ】離婚、しようか＿＿【羽風薫】

アイドル科の華 （01） ページ25

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夢ノ咲のプロデュース科




それはある日突然出来た新しい学科で





当時普通科2年風紀委員副委員長の私からしてみれば、風紀が乱れる予感でしかなかった。




｢…は？｣




｢だからさ、君、俺と一緒にこれからお茶しない？｣



そのプロデュース科の噂を聞いて間もなく、私は彼…羽風薫に話しかけられた


というか、ナンパされた




｢お断りします｣


｢えぇ……そう言わずにさぁ？｣



と謎の攻防戦を繰り広げていたら、その脇に一人の生徒がやってきた



｢ふふ、何やら面白いことをしているね。

気に入った♪


A、明日からプロデュース科においで｣


｢はっ！？｣




薫と私のやり取りのどこが面白いというのか


突如脇に現れた英智はそう言うなりふらりと立ち去ってしまったのだった
あの時から、よくわからない人だったっけね、



｢え、あ、え、
君、あの人と知り合いなの！？｣


｢知り合いというか、幼馴染み｣


｢…だからそんなに綺麗な容姿にキリッとした言葉使いなんだね｣


｢？｣


｢な、何でもないよ…！

とりあえず明日から宜しくね！｣




英智と私の関係に驚きつつ、結局なにもせずに去って行った薫が何処か懐かしい





そして、私は翌日からプロデュース科に入って、英智と同じクラスのもと、プロデュース業に励むことになる。



そんな頃からだっただろうか



"アイドル科の華"



と言われたのは





何が華なんだか、


私にはさっぱりわからなかった

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