幕間＿＿＿神威 ページ41
探偵社で入社試験を行っていた頃＿＿＿うずまきにて＿＿＿
｢神威さん、朝から良い食べっぷりですね、誰が払ってくれるんですか？｣
神威に大量の料理を運びながら笑顔で尋ねるのは新八の姉、お妙。
｢クニキダが経費で落としてくれるヨ｣
｢そう、ところで皆さんは？｣
｢虎の少年の入社試験。俺は余計なこと口走りそうだし洒落にならないことやりかねないからうずまきでも行ってろってさ、俺もやりたかったなァ……爆弾魔｣
突如聞こえてきた物騒な単語に、お妙は何やってるの……と眉をひそめる。
｢ここの料理はやっぱり美味しいネ、おかわり｣
｢ハイハイどうぞ。特別に私が作った卵焼きもあげますよ｣
差し出されたダークマター。
流石の神威でも、これはちよっと……と思うレベルである。
｢……お妙サンの手料理を食べるべきなのは俺じゃないヨ。勿体なくて食べられない｣
以前太宰が被害に遭っているところを目撃したことがある神威は、慎重に言葉を選んだ。
｢もー神威さんたら！｣
バシバシと照れたように神威を叩くお妙。
太宰や近藤なら吹き飛んでいるが流石は神威。この程度では動かない。
｢あそこのゴリラにでもあげてきなヨ｣
｢え、バレてたの！？｣
｢バレバレだヨ。俺への殺気が溢れてる｣
｢いやいやいや！嫉妬なんかしてないよ全然！｣
当然のように現れた近藤。お妙はそちらに氷点下の眼差しを送ると、卵焼きを手に近づいていった。
｢神威さんが、あなたに食べてもらった方が良いって言うから特別に差し上げます、ハイどうぞ｣
｢え、あぁ、ありがとうございま＿＿＿｣
口に入れた瞬間フリーズし、倒れる近藤。
｢神威さん、ちょっとコレ、外に出しておいて貰えます？｣
｢ウン、いいヨ｣
窓を開けて近藤を外に投げ捨てる神威。うずまきは1階にあるとはいえ、ドンッという鈍い音が響く。
通行人は一瞬ぎょっとするが、もう慣れた人達ばかりなので誰も気にしない。一部の優しい人が真選組に連絡してくれる程度だ。
そしてそれと入れ違いに入ってきた一団。
｢あ、A〜｣
『神威……どんだけ食べたのよ……』
神威の両側に積み上げられた皿の山を見てため息をつく。
｢か、神威……いや、食べていろと言ったのは俺だが……程度を考えろ！｣
｢え？クニキダも知ってるデショ？俺が食べるの｣
お妙がお皿を片付け、広くなったテーブルに、今度は銀時、Aが頼んだ甘味やら、他の面々が頼んだ紅茶が運ばれる。
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風寧 - Юрияさん» ありがとうございます！これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします！ (2019年6月15日 20時) (
レス) id: 20b2ea3bbd (このIDを非表示/違反報告)
Юрия(プロフ) - どっちも大好きなアニメで読んでいて、とてもニヤニヤしてしました！更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2019年6月15日 17時) (レス) id: f4565d370d (このIDを非表示/違反報告)
風寧 - 筑最さん» ありがとうございます！多そうで意外と少ない(？)組み合わせだと思ったので合体させちゃいました笑 更新頑張ります！ (2019年6月11日 21時) (レス) id: 7e3874af1e (このIDを非表示/違反報告)
筑最(プロフ) - うわー好きなやつが合体しちゃったよー嬉し過ぎて泣きそうだよーこれからも頑張って下さい。 (2019年6月11日 0時) (レス) id: 27d7716bc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風寧 | 作成日時：2019年5月26日 0時
