夜桜が舞う# ページ3
彩side
私は歩きながら、夜桜を見ていた。
冬桜、っていう12月に咲く桜を。
もうすぐで、中学1年生が終わる。
……�爐△量鸞��瓩隆�限が迫ってる。
皆は、不思議に思うよね。
どうやって、私が夜抜け出して夜桜を見に来ているのか。
それはね、�猝鸞��瓩�関係しているんだよ。
私はヒラヒラと舞う桜の花びらを、手の中に収めた。
現在ここは、桜の絨毯が敷いてあるみたいに綺麗な花弁で埋め尽くされていて。
その時、スマホにメールの届いた効果音がした。
あ、これkzの皆には知らせていないんだ。
皆の連絡先なんて入れたら、私がいつか絞められちゃうよ。
もうすぐーーーー
皆とお別れ、しなきゃいけないんだな。
悲しい、辛い……悔しい。
言いなりになって、皆と別れてしまうのが。
でも……これが良い機会なのかもしれない。
私は皆に依存し過ぎている。
その依存を失くす機会が、今訪れた。
そう思わないと、ダメだった。
……ここに来た時には、皆という�狠膣岫瓩�出来るなんて思っても見なかったよ。
私は普通に時を過ごして、また舞い戻る。
そんな時間を過ごして行くんだと思ってた。
だけど、現実は違った。
皆と知り合って、私は変われた。
それなのに、皆を裏切るような形になってしまう。
……最低だね、私。
ひらり、ひらりと手の中に落ちた花びらを、ふっと吹いた。
その花びらは、空中に弧を描いて桜の絨毯の一部となる。
皆はきっと、将来特に秀でた人間になるよ。
私とは道が別れるけど、絶対に忘れない。
……この桜に誓って。
私はスマホをぎゅっと握りしめると、桜の木に背を向けて歩き出す。
もう、迷わない。
今、私が進む道は2つに分かれている。
1つは、このまま皆と一緒に居る道。
もう1つは、ここで皆と別れてしまう道。
その分岐点に、私は立たされている。
どちらを選ぶかは、私次第。
私の人生は、私が決める。
皆と触れ合う中で、そんな風に思えたんだ。
私は、決めるよ。
覚悟を。
自分が成さねばならない事を、果たす為に。
#
彼女が、どちらを進むかによって
この後の人生は、大きく変わってくる。
少女よ、覚悟を決めて、道を選べ。
そうすれば
願いは叶うのだから。
．
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けい - 更新頑張って！ (12月3日 21時) (
レス) @page25 id: df4e5119e7 (このIDを非表示/違反報告)
天奏 - なーさん、あおいさん、candyさん、読んでくれてありがとうございます。続編の彼方の春星は、現在大幅に修正を入れています。近々全体に公開予定ですので、しばしお待ち下さい。 (2020年5月28日 21時) (レス) id: ef1cf094cc (このIDを非表示/違反報告)
天奏 - かよさん» ありがとうございます！ (2020年5月28日 20時) (レス) id: ef1cf094cc (このIDを非表示/違反報告)
candy - 天奏さん、とっても面白かったです！！続編も見たいので、もし宜しければ観覧パス教えていただけませんか？ (2020年5月24日 9時) (レス) id: 6b72a2ad5a (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - すごく面白かったです！ 私、天奏さんの作品大好きなんです！ なんですけど、この小説の続編が見れないんですよね。 良ければ、観覧パスワード、教えていただけますか？ よろしくお願いいたします。 (2020年5月12日 13時) (レス) id: 331ddf8f4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天奏 | 作成日時：2019年6月24日 21時
