Prologe １話 ページ2
ガタガタ！
近くで大きな物音が聞こえてきてAは目を開いた。
ただ、目を開いても視界は暗いまま。
「この音は___」
「やべえ。そろそろ人が来ちまうゾ。早い所制服を……」
変な声が聞こえてきた。
喋ってる内容からして強盗か何かのような感じがする。
「うーん！！この蓋、重たいんだゾ！こうなったら奥の手だ！」
「ふな”〜〜!!それっ!」
ブオオオ！！
突然、轟々と音を立てて青い炎が燃え上がった。
いきなりのことにAは『ギャー！！』とちっとも可愛くない悲鳴を上げた。
「さてさてお目当ての……って、ギャー！！お前何でもう起きてんだ！？」
相手も同じく叫んできた。
声からして小さな子供か何かかなと思っていたけど、まさかの
「しゃ、しゃべる狸！？」
漫画でしかそんな生き物見たことない！
「誰が狸じゃー！！俺様はグリム様なんだゾ！」
狸と言われて否定するのも、かの有名な猫型ロボットのようだった。
「まあいい、そこのニンゲン！俺様にその服を寄越すんだゾ」
「え……」
この狸、知らない女の子と出逢って数秒で洋服を奪うような変態なの？
というか私の服を奪って何になるの？
と狸(グリムというらしい)をそれはそれは冷たい目で見るA。
「そんな目で俺様を見るんじゃね〜！！丸焼きにするぞ！？」
丸焼きとか結構怖いことを言われたが、Aは何も言わずに固まった。
と、とりあえず現状を理解しよう。
だって自分はさっきまで部屋で『ディズニー映画一挙配信』を見て楽しんでいた。
あれはちょうど『眠れる森の美女』のスタッフロールが流れていたときのことだったと思う。
そして突然、急な眠気が自分を襲ってきて……今に至る。
「どういうこと…？眠れる森の美女の世界にやって来たって訳ではないと思うけど……」
「おいお前！グリム様差し置いて独り言を喋るんじゃないんだゾ！やっぱり丸焼きにしてやる！」
「……あ、そうだ丸焼き！私、丸焼きにされそうになってたんだった！」
「ふな”っ！今思い出したんだゾ！？」
そうだよ！今思い出したんだよ！
とりあえず逃げなきゃ！
Aはグリムに背を向けて走り出した。
「あっ！コラ〜！待て〜！」
グリムの声がだんだん遠くなっていく。
必死になって走りながらAは思う。
「も〜！何でこんなことになったの〜！」
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羅ヰ太郎(プロフ) - この設定めっちゃ好きです！私自身ディズニー大好きで、こんな感じの小説なかったので嬉しいです！続き楽しみに待ってます！ (2021年2月22日 0時) (
レス) id: ca5d2ee34d (このIDを非表示/違反報告)
飴☆彡(プロフ) - 女神(仮)さん» コメントありがとうございます！！ いつも応援してくださって嬉しいです！私のことまで応援してくれて本当にありがとうございます！占いツクール開いてる場合じゃないですね。しっかり勉強します！テスト後の更新楽しみにしててくださいね！！ (2020年8月21日 21時) (レス) id: 916bc40868 (このIDを非表示/違反報告)
女神(仮)(プロフ) - テストですか！！これから一週間半ずっと飴さんのこと応援します！更新をわくわくどきどきしながら待ちます笑 (2020年8月21日 20時) (レス) id: 1b8b100d96 (このIDを非表示/違反報告)
飴(プロフ) - 女神(仮)さん» コメントありがとうございます！！真っ先に見てくださってるなんてすごく嬉しいです(>ω<)設定も少しこだわっているので最高と言って貰えて本当に幸せです！個性的キャラ達との絡みも楽しく書いていこうと思います！これからもよろしくお願いします(о´∀`о) (2020年8月13日 22時) (レス) id: 916bc40868 (このIDを非表示/違反報告)
女神(仮)(プロフ) - 占ツクを開いたら真っ先に読みにくるくらい大好きな作品です！主人公ちゃんの性格とかディズニー好きという設定が最高です！これからのキャラ達との絡みが楽しみでワクワクしてます笑 体調にお気をつけて更新頑張ってください！(*´-`) (2020年8月13日 21時) (レス) id: 1b8b100d96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飴☆彡 | 作成日時：2020年8月11日 9時
