ひゃくにじゅういちおなのだよ ページ2
何時間経っただろうか。
A(はやく高尾くんに会いたい…)
私は高尾くんに電話をかけた。
prrrrrrrr
高尾「もしもし?どしたー?」
電話から聞こえてくる高尾くんの声に胸がドキドキしていた。
ああ、やっぱり私は高尾くんが好きなのだと改めて実感した。
A「特に何かあるってわけじゃないんだけどね、高尾くんの声が聴きたくなっちゃって…///」
高尾「そ、そうか///」
こうして夜中の12時まで私たちは話していた。
ー−−−−−−−−−−−−−
ガラガラ
高尾「よっ!Aちゃんおはよ!」
A「た、高尾くん/// お、おおおおはよう///」
高尾「なんだー?笑 新作ギャグか?笑」
A「そんなんじゃないもん!////」
“好き”って自覚してからこんなにも話せなくなるものなのー−−?!
それに
A チラッ
高尾「んー?」
A ////ガバッ
A (いつもかっこいいけどいつもに増してかっこよく見えるのはなんで?!///)
高尾「??(今日のAちゃんどうしたんだ?笑)」
A「き、今日の1限は古文だよね?!」
高尾「古文…あー−−! 今日俺当たる日だ!! やばい宿題解いてねぇ!!」
ガザガザ
カチャン
A「高尾くん何か落としたよ!…これって…」
私のカバンについているストラップとお揃いのものであると気づいた。
高尾「あ…わりぃ! あんがとな!」
高尾くんは何も言わずにストラップを受け取った。
A「うっ…」
A「わー−!私の好きなキャラのキーホルダー?!」
??「おう!俺がデーリでAちゃんがチッペな!」
A「かわいいー!!貰っちゃっていいの?!」
??「ここに一緒に来たっていう記念に持っててほしいーの!そんでそれ見るたんびに今日の事思い出してくれたらもっと嬉しいけどな!」
A (もしかして…)
これは私の無くしてた“記憶”なら私は高尾くんと…
いや、確証がない以上高尾くんには何も言えなかった。
でも、私はある可能性を思いついた。
A「高尾くん…
誕生日っていつ?」
高尾「急になんだよ!笑 11月21日だぜ。なに、祝ってくれるの?笑」
A「11月21日か…」
高尾「メモまでしちゃって本当にAちゃん今日そうしちゃったの!笑 おれは誕生日覚えてくれるのはありがたいけどさ!笑」
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作者名:きのこ | 作成日時:2022年9月10日 1時