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身体の右側があつい。
無言の空間でも心地いいと感じるのは好きだという特権なのかもしれない。

そんな無言を破ったのは俺の無意識、






「…佑亮とはつきあわねぇの?」






なんで俺は、こんな答えの知っている質問をしたんだろう。多分暑さで頭が良くまわってなかった。

「…はい」







困ったように笑うAちゃんにしまった、と思う。でも、俺の口と俺の理性はどこか統制がとれてなくて、


「…好きな人でもいんの?」









なんで、聞いたんだ?答えのかえってこないこの間に一気に身体がぞっとするのがわかる。あーーーーしまった…………








「…いません」









俺はどんな顔をしたのか。照れたように笑うその顔を見て、アホみたいな顔をしていたのか、もっとこましな顔をしていたのか、気が付いた時には









「ほらースイカ切ってきたでー」


「はい、先輩、ジュース」


「拓弥食べないの?」


「わっこのスイカ甘い!」









いつも通りの皆に囲まれていた。




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作者名:.C | 作成日時:2017年7月17日 14時

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