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Game2 ページ3

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私達の前に止まったバスは、想像していたよりも大きかった。クラスの人数32人は余裕ってぐらい。
すると、中から一人のおじいさんらしき人が出てきた。


「朝ヶ原高校28HRの皆さんですよね? バスにお乗りください」


帽子を深く被って、上下黒のスーツ。
何だか、怪しい感じ。

まわりを見渡すと、みんな既にバスに乗り始めていた。
みんな、行動が早いなあ……。


「……乗らない方がいい。このバスには……」


えっ、今の誰?
クラスの誰かか、それとも……。


「Aー! 何ぼうっと突っ立ってんの!
さっさと乗らないとおいてくよー!」

「えっ、ちょっ、待ってよー!」


和香に急かされ、慌ててバスに乗り込んだ。



――今バスに乗りさえしなければ、


こんなことに巻き込まれずに済んだのに。






「ゲッ! ババ引いちまった……」

「ってか、自分でババ引いたって宣告してるし!」


「これさー、最新機種なんだけど……」

「おぉー、めっちゃ可愛い!」


男子はトランプ、女子は喋るのに夢中。

そんな中、私は……。


「こらっ、バスん中で本読まない!」

「えっ、今から読むとこだったのに……」


和香に限らずだけど、このクラスの女子は元気な子が多い。
……私のような、一部例外もいるけど。


「Aちゃんって、どんな服も似合いそうだよね!」

「いや、そんなことないけど……」


手をブンブンと振り回しながら「ホントだってー!」と言っているのは松岡美咲さん。その隣で頷いているのは北沢遥さん。
どちらも今年初めて同じクラスになった子で、ファッションに関してとにかく詳しいらしい。


「美咲の言う通りだって。Aちゃん、背も高くてスラッとしてるし!」

「は、はぁ……」


あまりそういうのを言われたことがないから、どう答えればいいかが私にはわからない。


「みんな、そういうのはほどほどに。Aも困ってるからさ」

「ごめーん、和香」


と言いながら、さっき話しかけてくれた……遠藤七瀬さんは「じゃ、また後で色々話そう!」と言って他の子と話し始めた。


「ありがとう、和香」

「どうってことないって!」


和香がそう言った瞬間――



突然、目の前が真っ暗になった。

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設定タグ:小説 , 学園   
作品ジャンル:ホラー, オリジナル作品
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初音(プロフ) - はっせー!!さん» ありがとうございます! part2もよろしくお願いします! (2014年2月28日 23時) (携帯から) (レス) id: 174110c2f5 (このIDを非表示/違反報告)
初音(プロフ) - 瑠蚪くんさん» 頑張りますね……! (2014年2月28日 23時) (携帯から) (レス) id: 174110c2f5 (このIDを非表示/違反報告)
はっせー!!(プロフ) - 凄く面白いです!更新頑張って下さい!(`・ω・´)なんか、長谷川さんも応援したい(´д`)でも、主人公ちゃん頑張れ!(`・ω・´) (2014年2月27日 23時) (レス) id: ac4e363c4e (このIDを非表示/違反報告)
瑠蚪くん(プロフ) - 初音さん» 期待してるわよ…! (2014年2月25日 17時) (携帯から) (レス) id: efa81bc901 (このIDを非表示/違反報告)
初音(プロフ) - 口重反省さん» 主人公頑張ると……思います! (2014年2月24日 22時) (携帯から) (レス) id: 174110c2f5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:初音 | 作成日時:2014年2月2日 23時

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