77. 四次試験終了。 ページ27
キ「…てめーも見ただろ、顔真っ青にしたあいつを。これ以上聞くな」
キルアが目一杯の殺気混じりにそう告げれば、一瞬固まったレオリオだが…
レ「あ、あれは誤解だったんだぜ。
Aの話をしてたんじゃねえ、過去にその”悪魔の子…キ「黙れよ」…」
キ「…A本人がいない今、俺に言い訳してどーしたいんだよ？お仲間ごっこなら断るぜ。
因みに原因はそれだけじゃねえよ。
輪を乱したくねえあいつはずっと我慢してたんだ。気が狂うまで、な」
痛い程の殺気を飛ばされたレオリオは、つい口を紡ぐ。
ゴ「クラピカがAから話聞いて動揺しちゃうのも仕方ないと思う。
でも…Aはもっと不安定だったんだ。迎えに来た保護者の人は、”ここまでじゃないけど過去に一回Aが取り乱したのは、頭を打って飛んでた小さい頃の記憶を取り戻した日だけだ”ってキルアに…。
A…俺たちの為に、どうにか感情をコントロールしてたのが…ついにパンクしちゃった感じだった」
ク/レ「「……。」」
ク「っ……どうにか彼女に謝り…キ「止めてやれよ」…」
キ「それはお前が得意な身内や自分の”正当化”したいだけだろ。
謝ってもあいつはもう無理して笑う力もねえと思うぞ。更に傷口抉るか殺られるかがヲチだ」
吐き捨てるようにそう放ったキルアはプレートを提出しに行く。
Aの分も、確かに渡した。
ク「…私がAに殺されたとしても、それは仕方ない」
ゴ「クラピカ…。それは何をしてでも必死に生きて抜いてきたAに失礼だよ。死ぬ覚悟じゃなくて、生きる覚悟をする事…Aに教わらなかったの？」
ク「……私はっ！！」
声を上げたクラピカをレオリオは制する。
レ「ゴン…キルアも悪かった。だが今クラピカをこれ以上責めるのは止めてやってくれ、な？」
ゴ「…ごめん。でもレオリオもわかって…Aはもっと傷付いてた事」
涙を浮かべながらそう締めたゴンもキルアに続いてプレートを提出しに行く。
ゴ「これは…Aが帰る前にくれたんだ」
そう言って試験官のリッポーにヒソカのプレートを手渡した。
リ「ああ、あいつが44番を伸ばしたのは一部の試験官から聞いている。
もしまた会ったらしつこいと言われようが、俺からだと伝えとけ。
ーー”これからも生き抜けよ”」
ゴ「っ…わかった！！」
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まや - とっても面白いです！大体の小説は皆んなで合格とゆい感じなので主さんの小説は先が分からなくて読みながらワクワクしています。 (2021年10月24日 21時) (
レス) @page23 id: c517df82f4 (このIDを非表示/違反報告)
羽癒天 - 面白いです！！読んでいて飽きないものは久しぶりです！これからも頑張ってください！ (2020年3月16日 22時) (レス) id: 65af57a139 (このIDを非表示/違反報告)
茶兎 - とっても面白いです！これからも頑張って下さい！応援してます！！ (2018年3月3日 22時) (レス) id: 5046266b34 (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ(プロフ) - 原作とは違った内容で、これはこれでとっても面白い!作者様は色んな人の色んな感情を描き出すのに長けていらっしゃいますね! (2018年3月3日 16時) (レス) id: 471f321dcd (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 面白いです！ (2017年10月8日 9時) (レス) id: bc14f61959 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Niar | 作者ホームページ：http://twitter.com/NiarRusselJP
作成日時：2016年1月27日 22時
