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生存率6% ページ8

いくらこの学院が嫌いだって、
 
 
 
いくらアイドルが嫌いだって、
 
 
 
 
兄から学んだ事は忘れない。
 
 
 
人を嫌ってはいけない。人を恨んではいけない。
 
例え、何があろうとも。
 
 
今思えばこの言葉は兄が死んだ時の事を言っているのかもしれない。


もう確かめようがないが。
 
 
 
兄のこの言葉が胸の奥にある限り私は上級生を恨まない。

だからと言って信用する訳でもない。
 
 
 
厄介な言葉を貰ってしまったものだ。
 
 
『練習。』
 
紅月のお手並み拝見と行こう。

教師によれば紅月はユニットの中でも上位に入るらしい。
まあ、副生徒会長が所属しているユニット、、と言うのもあるそうだが、

それが無くとも上位に食い込む事位、容易いだろうと言っていた。
 
 
ここで兄の話を挟むが、妹の私から見ても兄は大スターとして名を馳せていた。

それはもう実力は夢ノ咲学院のトップ。それがMaM。
 
 
あの時の兄は、とても輝いていた。
私も兄を見習い、プロデュースの能力もつけ、MaMをプロデュース。
兄と斑はそれを引き受けてくれた。
私にはまだまだな所があり、お互いにそれを直していった。

兄と斑に最高のプロデューサーと言われた時は嬉しくて泣いた。
 
だが、それは、生徒会によって潰される事となる。
 
「おい。」
 
 
だから生徒会も、五奇人も許さない。
 
 
今、目の前に居る蓮巳敬人だっ_____目の前?

『っ___?』
 
「何をしている。もう終わったのだ、それでどうだったか聞いている。」
 
 
そうか、もう終わったのか。
 
 
 
未熟過ぎて、分からなかったよ。
 
五奇人はこんな生徒会に負けたのか、何でだろうね?
 
 
 
あぁ、簡単だった。
 
 
 
 
兄が居なかったからだ。
 
 
『全然。』

「それは___?」
 
 
『足の向きも、移動速度も、角度も全て。全然だと言っている。』

「ほう__?嬢ちゃん、何処がいけなかったんだ?」
 

分からないのか。

そうか、分からない奴は何処が駄目なのかすらも分からないのだったな。
 
 
『甘いな。』
 
「??」
 
 
『プロデューサーに何もかも委ねていては一生一人前には成れない。』

「貴様、紅月を侮辱しに来ただけか。」

『何も教えてやらんとは言っていない。』

「嬢ちゃん、あんまり旦那を怒らせないでやってくれ。」
 
 
『ふん。では副生徒会長、逆に問おう。』
 
 
 
「何だ。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
『その程度で憤怒すると言うのは今の結果で満足しているという事か?』

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吹雪(プロフ) - ナタデココナッツさん» ありがとうございます!!更新頑張ります!! (2020年1月23日 17時) (レス) id: 52552b983e (このIDを非表示/違反報告)
ナタデココナッツ - すごく良かったです!続き楽しみにしてます!頑張ってください。 (2020年1月22日 21時) (レス) id: a628d8ca2b (このIDを非表示/違反報告)
吹雪(プロフ) - 眠い皐月さん» ありがとうございます、めっちゃ嬉しいです!!今後も更新を頑張っていきますので気長に待っていただけると嬉しいです!! (2020年1月3日 17時) (レス) id: 52552b983e (このIDを非表示/違反報告)
吹雪(プロフ) - 明蛍さん» 年明けに失礼します。コメントに全く気付いてませんでしたすみません。嬉しいです!少しずつ更新していきますので宜しくお願いします。 (2020年1月3日 17時) (レス) id: 52552b983e (このIDを非表示/違反報告)
眠い皐月 - いいです!良きです!!潰しに行くという発想、それに沿って、五奇人との関係性も読んでいて面白いです!!夢主が、ズバズバ言うのもなんだか納得のいくものばかりで、共感しました!!更新楽しみです(*'▽'*) (2019年9月1日 17時) (レス) id: 706c19b5cd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:過眠症 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年1月28日 15時

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