【あんスタ】どうも、夢ノ咲学院を潰しに来ました。

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放課後


今日は部活動である。
空手部への入部届けを持ち道場へ赴く。

バイトギリギリまでやろうと思う

「どうした？嬢ちゃん」

大将もとい鬼龍紅郎がこちらを向いた。
その後ろにひょっこり顔を出すように出てきたのが、


「姉御...！」

南雲鉄虎だ。
トコトコこっちに歩いて来る、かわi...ん”ん”っ入部届けを差し出した。

あの話本当だったんスカ！？と、第一後輩が驚く。
その声に鬼龍紅郎が反応し入部届けを手に取る。

「入部届け...？嬢ちゃんが？空手部に？」

『、あぁ』

眉間に皺を寄せる鬼龍紅郎。
ビジュアルが怖い。

「良いけどよ、俺に渡されても困るだけだぜ？」

そうだった。
部長に渡せば良いやと思っていたが先生に渡さなければ。

「まぁ...俺から提出しておこう」

「流石大将っス！」


「鉄、嬢ちゃんに合うサイズの服を有るか探しといてくれ」

その間に俺は届けてくるからよ。と言って出て行った

「じゃあ、姉御！俺は外に居るんで、着てみて下さいッス！」


これで私は正式に空手部に入った事になる。





「嬢ちゃんの、入部届けだ。」

椚章臣が欠席の今、佐賀美陣に出すしか無かった

少々不安な心境の鬼龍紅郎である

「態々ありがとね。でもなんで？代理？」

そこが疑問でしょうがない佐賀美陣
最も、柏木Aが空手部に入るなど微塵も思っていないからだろう


「空手部に入部届けを持ってきた」

「！ふーん、そっかそっか」

確かにこの学園の生徒と関わらない様に人数の少ない空手部に入るのは予想が付くが、
正直、三毛縞斑の居る陸上部にマネージャーとして入るのかと思っていた佐賀美陣は少し驚いた模様


「(あそこには鳴上も乙狩も居るから行くと思ってたんだがな...)」

そう思いながらやっと入部届けの中身を見る


──入部届け──

名前:柏木A

所属部名:空手部

所属願望:無し


「所属願望無し...か、アイツらしいな。あきやんだったら一瞬で蹴ってるな。」

だが、問題はその後だった


所属形態:部員

意気込み:舐めんじゃねえよばーかばーか


「「...。」」



所属形態...？

「所属形態って何だよ！？しかも部員としてかよ！？」

「意気込みが小学生だな...」

二人は呆れながらツッコミを入れた


「これ下手したら俺でも蹴ってるわ！！」

「そういう訳で宜しくお願いします。」

鬼龍紅郎はそそくさとカオスな空間から出ていった



「結局怒られるの俺なんだぞ...！！」



静かになった保健室での佐賀美陣の嘆きは保健室に大きく響き渡った

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