【あんスタ】どうも、夢ノ咲学院を潰しに来ました。

生存率30% ページ32

あれからずっと放心状態だった。
朔間零の話を素直に信じる事は出来ない。
だけど私が、兄さんの全てを知っているかと聞かれたらそうじゃない。

壁に力なく横たわって生気の無い目で天井を見つめる。

分からない。兄さんのしたかった事。

理解できない。兄さんの言動全て。

整理が追い付かない。食い違い過ぎて。

今の私の行動は兄さんの仇も兼ねての復讐。その背景には自己満足。

私はそれで良いと思っている。


、、ここまで来たらもう開き直りレベルだけど。


ふと顔を見上げると此方を覗く、


斎宮宗がいた。


『＿＿＿。』


数秒間見つめあった。
否、睨みあった、か？

先に沈黙を破ったのは相手の方だった。


「小娘。その何も考えていないような顔をするな。暇人に見えて腹が立つ。」

・・・斎宮宗って、こんなに辛辣だったのか？

『何も考えていないんじゃない。考え無いようにしてるだけ。』

「口だけは達者だな。似るものか。」


『兄さんは口だけじゃないだろ。お前は兄さんの何を見てきた。』

「何も見ていない。見るに耐えなかったからな。」

『何だと・・・。』

「そして小娘。それはお前も同じだ。」


『は・・・？馬鹿にしてんならいい加減にしろよ。』


「何も馬鹿にはしていない。小娘、お前は、」





＿＿＿＿＿マリオネットの匂いがする。

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