5食目* ページ7
「はぁー」
きりきりと痛む胃を押え、食堂へ向かう。
ペ神から言われたのは胃もたれ。
どうやら今の食事が体に合ってへんらしい。
せめてさっぱりしたものを、とお願いしても「幹部様に相応しい食事」とか何とか言われ、高級食材がふんだんに出てくる始末。
どうしても胃が受け付けず、最近は食事をとることすら億劫になってしまった。
けれど毎日の訓練に激務。
腹は空くわけで。
しっかり施錠された幹部棟の食堂には入れなかったため、もしかしたら、と一般棟の食堂へ向かうと予想通り施術はされてなかった。
けれど予想外の先客もいた訳で。
ガウンを羽織った黒髪の華奢で小さな女性。
ここで働いとるんやろうか。
彼女が座っていた机の上には料理のレシピらしいメモが散乱していた。
ぐー
警戒されていると分かったものの、鳴ってしまった腹の音はもう誤魔化せへんかった。
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らに(プロフ) - ししゃも[watoさん大好き]さん» そう言って頂けて嬉しいです。ありがとうございます! (2020年3月13日 21時) (レス) id: 70456fd48d (このIDを非表示/違反報告)
らに(プロフ) - 稲荷神さん» ですよね! (2020年3月13日 21時) (レス) id: 70456fd48d (このIDを非表示/違反報告)
らに(プロフ) - なななさん» 更新ゆっくりで申し訳ないです(´;ω;`) (2020年3月13日 21時) (レス) id: 70456fd48d (このIDを非表示/違反報告)
らに(プロフ) - ゆきなさん» ありがとうございます! (2020年3月13日 21時) (レス) id: 70456fd48d (このIDを非表示/違反報告)
らに(プロフ) - macyaya4さん» ありがとうございます! (2020年3月13日 21時) (レス) id: 70456fd48d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らに | 作成日時:2020年2月12日 22時