47(緑茶餅) ページ43
「…………霧の元凶は、これかしら…」
現在は魔法無効化になっているが、私にはそんなの関係ない。
なんたってそれをまた「無効化」しているもの。
そして森の中心に立つ。
「………また…ですか」
人の形の様な化け物はこちらを目掛け、攻撃をしてくる。
けれどそれを避け、隠し持っていた剣で刺す。
次から次へと奴らはやって来る。
「……」
グサグサと彼らを刺し、最後の化け物が現れる。
「……これはこれは…ホープ様によく似た化け物ですこと…！！！！」
化け物を突き刺し、思いっきりぶん投げる。
私はそいつが元凶だと分かり、呪文を唱える。
そして…
「これで終わりです。さようなら」
封印する。
「…………霧の排除は終わりましたし……ここにまた結界を貼りましょう…」
そして森の奥に私は進んだ。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
暫くの沈黙が続くが、シオンが口を開く。
「……私たちに任せて」
この場にいた全員が驚いた。
まぁ当たり前だろう…。
こんなもの好きなやつがいたのか、と思ってるんだからな。
「おいおい…治し方も原因も分かんねぇままなのに簡単に引き受けんのかぁ？」
「…大丈夫だよ！絶対に出来る！！！！」
なんの根拠もなしに言ってる事だけは褒めてやろう。
「…ほ、本当か？？！！」
「もっちろん！！！！(あー、後でユナンとクレアに怒られる未来が見えるんだよね〜)」
顔が若干死んでるんだが大丈夫じゃあないのは確かだな。分かった。
「ありがとう！！！！芸術家として嬉しいよ！！！！(？？)」
芸術家の意味分かった上で出直してきてくれよろしく頼む。
あ、分かってるのか。だったら何で?つけたんだろうか。
呆れ半分でシオンを見るユナンとティトス。
俺もそれに入ってるが、な。
きっとしばらくの間は寝させてくれないんだろう。
俺はため息を吐いた
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作者名：緑茶餅と碧色 x他1人 | 作成日時：2017年7月17日 20時
