桃色王子の妹は医者です【桃】

22話 ページ29

冷蔵庫の中には卵とベーコンがある


炊飯器には炊き立てのご飯


多分二日酔いになりそうだから味噌汁も作るか


『人数多いしこれでいいか』


ベーコンエッグと味噌汁、ご飯


ザ・和食


『日本人は和食なんだよなぁ』


？「それなぁ」


わかってくれるか……誰？


振り向くとなーくんがスマホを持って私の後ろに立っていた


スマホをよく見ると私のツイートが映っていた


さっきのやつ


『あ、いやその…ね』


な「ん？あぁこのツイートのこと？別に俺は構わないよ？」


リーダー公認だから消えないね


よかったねリスナーさん


なんで見せるんだ？


な「あんなにスペース取ってごめんね」


『別に。煩くないし』


な「よかった。何か手伝おうか？」


『大丈夫だけど』


な「だめ！男に頼っていいんだよ」


頼もしい


さすがリーダー


『なら、皿準備して欲しい』


な「了解」


わたしはベーコンエッグ作るか


ｼﾞｭｰ


めっちゃいい音


自炊なんていつやったかな？


？「ｸﾝｸﾝ。いい匂い！」


ベーコンの匂いに誘われたのか莉犬が起きた


離れているのに凄い嗅覚だな


り「ベーコン？それともベーコン？」


『ベーコンしかないんだが。』


り「えへへ。」


朝から天使がいる

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