3話＿目覚めた先は宗教軍団？ ページ3
(なにこの状況…)
他の2人と同じくして、コネシマもよくわからない夢に悩まされていた。
なんだかフラ〜っとして目を覚ましたら、自分は怪しい集団の中にいた。あれ？さっきまで俺ベッドで寝てなかった？
黒字に金の刺繍が入った厨二心をくすぐられるような服を着た奴らが辺りに沢山いた。
なんかの宗教か？変な夢だと思わず笑う。
その信者達(推定)は鏡の前に出て名前を告げる。すると鏡はオクタ…オタクだっけ？なんちゃら寮だとか、ハートラビット(？)寮だとかを言う。あの鏡が教祖か？そして言われた信者達(推定)は各々の列に並ぶ。
(やべぇ奴らだわ……)
そしてコネシマは1つ気になることがあった。
──自分の目線だ
気のせいかもしれないが、いつもより少し目線が低いような気がする。いや本当に気のせいかもしれないが。
「はい、じゃあ貴方は列に並んでてくださいね。私はもう1人の新入生を探してきますので」
扉の方で声がしたからチラリとそちらを見た。
そこにはハットを被り、変な仮面をつけたヤバい人がいた。だが、信者達(推定)はその人を見るとぺこりと頭を下げるのである。なるほど、あいつが本当の教祖らしい。
ウンウン、と1人で勝手に頷いていたコネシマは次の瞬間言葉を失った。
教祖(推定)の後ろから現れた青年に見覚えがあったのだ。
「ゾム………？」
彼もまた変な服を着ていたが、そのフードの下から覗く顔は間違いなくゾム……な気がする。
断定出来ないのは、彼がいつもより背が低いように見えて、また顔も若いような気がしたからだ。
昔の夢でも見てるのだろうか？
ゾムらしき青年は「うわなんかヤバい奴らおるやん」と呟きながら大人しく列の後ろに向かった。
「…あれシッマ？」
すれ違いざまに彼と目が合った。
コネシマは確信する。コイツは間違いなくゾムだ。やっぱり若くなっているけど。
そして、思った。少なくともここはただの夢ではない、と。
「よォゾム。若くなってんなぁ」
「それはお前もやでシッマ」
「…え？」
なるほど。自分も若返ってるらしい。
なんとも不思議な夢だ。否、現実か？
そう思うと笑いがこぼれる。
「アッハッハッハッハッ！！」
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あず - コメント残すか悩んだのですが、残します。めちゃめちゃ面白かったです！knさんの寮決めの流れ、部屋で一人ほくそ笑んでましたw 動画のネタ挟んでくださる睦月様好きです()どうかこの小説に出会えた私の感謝が、睦月様に届くことを願って。コメント失礼いたしました。 (2022年5月22日 17時) (
レス) id: e3836bd95f (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 強欲なコメントですが、是非とも続けて欲しいです。遅くなっても、構いません。ただ、貴方の素敵な小説を待っている人がいることは覚えといてください。素敵な主様にこのコメントが届きますように。 (2020年11月28日 20時) (レス) id: afaf321616 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - こんにちはお久しぶりです。この作品を読ませてもらっていた物です。私はこの作品がとても大好きです。好きなグループとゲームの小説が出るなんてあんまりないですし、話の内容もとても面白く、引き込まれます．私的には更新して続けて欲しいです。→続き (2020年11月28日 20時) (レス) id: afaf321616 (このIDを非表示/違反報告)
とめいと - 凄く好き…続き頑張って下さい(n‘∀‘)η (2020年7月15日 0時) (レス) id: 1914e23196 (このIDを非表示/違反報告)
睦月(プロフ) - 南雲さん» リリア式典服のホームで自分のことを“副寮長”と称していたので多分合ってます！でも、ご指摘ありがとうございます！ (2020年7月13日 23時) (レス) id: f9b9533a0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睦月
| 作成日時：2020年7月12日 14時
