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織田作本丸の清光side
織「演練に行くぞ。」
主は小説を書いていた手を止めてそう言った。
「急に如何したの?」
此の本丸は稼働してから3年目だ。にもかかわらず、刀剣の数は少ない。理由は簡単だ。
主が鍛刀出来ない上、小説ばかり書いているから。
因みに体質とかではなく、此処がブラック本丸出身の刀剣の更生施設だからだ。俺も元ブラック本丸出身だし。
織「久しぶりに弟子に会える予感がしてな。」
…弟子?
「其れって小説家の?」
織「否、俺がマフィアになる前の弟子だ。」
…は?
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久作side
ぼくは必死に反論する役人を見ながら異能を解いた。すると役人は何かを操作して…
ぼくを穴に落とした。
計画通り。
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目を開けたら其処は何かの会場だった。
織「…久作?」
そして遠くから、死んだ筈の師匠…と恐らく刀剣男子で有ろう者達がぼくを見ていた。
「先生…。」
やっぱり、生きていた。ぼくは走り出す。早く、もっと早く彼処に来て居れば…。後悔と懺悔が溢れる。気づいたらぼくの頰は濡れていた。
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作者名:マツリ | 作成日時:2019年3月24日 23時