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ペルセフォネは恋を告げる ページ8

(みかside)


『それからほぼ毎日と言っていいくらい
アイドル科と演劇科の境目にある裏庭あるでしょ?
あそこで待ち合わせしてお話をしたの』

宗「高い柵を隔ててでの会話だったけどね。」

『真冬なのにわざわざ外に出てお昼休みが終わるまで
ずっと話してたの。今考えるとどうかしてるわね』

宗「僕達も若かったのだよ。」

”懐かしいね”なんて言いながら
2人はお互い顔を見合せながら幸せそうに微笑みあっとる

みか「へぇ、なんかええなぁ、そういうのって」

宗「そう言えば君に詳しく話していなかったね。」

『確かにね、中々機会もないし』

『当時の私は役者志望だったし宗くんもアイドル
だったからお互いに一線を引いてたんだけど。』

『そこからはみかちゃんも知ってると思うけどある日
突然プロデュース科のテストケースとして演劇科
から引き抜かれた。』

『更に一線引かなきゃダメになっちゃって、』

宗「まだ僕は根に持っているのだよ。全く。
一生忘れてやらないから覚悟しておく事だね」

みか「んあ!?A姉何したん、、」

宗「プロデュース科に編入した途端僕と距離を
取り始めてね、今思い返すだけで気が狂い
そうなのだよ。」

『あの時の宗くんは本当に怖かったわ』

みか「お師さん何したん、、」

『ある日急に私を見つけた瞬間ものすごい速さで
走って私を追いかけてきたのよ。』

みか「怖っ!!」

やばっ、お師さんに睨まれてもうた!!
やけど怖いもんは怖いんや、

『顔が整った人が凄むと怖いしめちゃくちゃ
足が早かったから私びっくりしすぎて逃げたの』

うん、それは逃げるなぁ、、。

『結局、追いつかれちゃって手を掴まれちゃって、』

『”何故僕の存在を無視するのかね!!僕は
こんなにも君の事が好きだと言うのに!!!”』

『って、ぜぇぜぇ息を切らしながら私に告白したのよ』

お師さんの真似をしてそう言った。

あんま似とらん。可愛ええなぁ。

宗「それが僕の真似かね、、似ていないのだよ」
ふはっとお師さんがくつくつと笑う。

なずな兄ィの時もそうやけどお師さんって突発的に
行動する時あるよなぁ。

『みかちゃんの聞きたいことは聞けたかな?』

みか「おん!聞けたで!ありがとうなぁ。」

みか「なぁ、A姉。お師さん。」

2人は俺の方を静かに見た。

みか「やっぱり2人の間に座ってもええかな?」

そう言うと2人は優しく微笑んで了承してくれた。

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設定タグ:あんスタ , Valkyrie , 斎宮宗   
作品ジャンル:ラブコメ
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風花(プロフ) - 勿忘草色のダイヤスートさん» わっ、気づかなかったですありがとうございますm(*_ _)m (2022年5月26日 18時) (レス) id: de4e4ca07b (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草色のダイヤスート(プロフ) - すみません、オリジナル作品のフラグが立ってますよ! (2022年5月16日 16時) (レス) @page1 id: a8e241aa65 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:風花 | 作成日時:2022年5月16日 0時

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