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岩と猫と奏と ページ23

(悲鳴嶼side)

『ごめんくださーい!悲鳴嶼さんいらっしゃいますか?』

その声を聞いて玄弥が玄関の扉を開けた。

玄弥「悲鳴嶼さんならいる。ど、どうぞ、、、、//」

『玄弥さん。こんにちは』

玄弥「///」

相変わらず見かけによらず初な子だ。

悲鳴嶼「和歌月か、よく来たな。」

『こんにちは。これ、良かったらどうぞ』

”つまらないものですが”と菓子折を差し出した。

幼いのによく出来た子だ。南無、、

悲鳴嶼「調度休憩をしようとしていたところでな。
私は、先程まで鍛錬をしていた。」

『悲鳴嶼さんのお宅の猫に会いたくて。
間が悪かったらどうしようかと思いました。』

『勿論!悲鳴嶼さんと玄弥さんにも会いたかったですよ』

天真爛漫で朗らかな笑顔が魅力的な少女だ。

ふむ、時透はこういう所に惹かれたのか。

『この猫。この前に来た時、いましたっけ?』

玄弥「ソイツ。俺が拾ってきた。捨て猫でよ、」

『へぇー。良かったね。優しい人に拾って貰えて』

そう言って猫に頬ずりする。

悲鳴嶼「そういえば先の任務で下弦の陸を1人で
退治したと聞いた。」

『あぁ。ギリギリだったんですけどね。
何とか勝てちゃいました。』

『それに、あまりいい気持ちがしないんです。
強い憎しみから鬼になった鬼で、最終的に
弱みに漬け込んだみたいになっちゃって。』

”最近よく褒められるんですけど複雑で、”

そう困ったように言った。

悲鳴嶼「そうか。」


『悲鳴嶼さんや師範、その他の柱は本当に凄いな
と思うんですよ。』

悲鳴嶼「何故?」

『やっとで下弦の陸が倒せたのに、更に強い
上弦の鬼がいると思うと、ゾッとしちゃいますね。』

『今の私じゃ力不足なので頑張らなくちゃって
思うんです。』


悲鳴嶼「南無、、努力をする事はとても大事だ。
なんて努力家な子なんだ、」

『うわっ泣かないで!泣くと疲れますよ?』

玄弥「いつもの事なんで大丈夫だぞ。」

次の代の柱はこの子だ。

決して奢ることなく真面目に新進に己と向き合う
姿勢は素晴らしい。

そう実感した。

『ん〜舐めないで〜。美味しくないから。』

猫と共にじゃれている。

なりふり構わず唯、幸せそう且つ、楽しそうに、

以前宇随が、

”嫌なことや気に入らないことがあっても
アイツを見てると自然と派手にどーでも良くなる”

そう言っていて、その時はわからなかったが、

その時の宇隨の言っていたことが分かる気がした。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎   
作品ジャンル:ラブコメ
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風花(プロフ) - 朝はパンよりご飯派さん» そうなんですね、勉強不足ですみません。ご指摘いただきありがとうございます (2022年5月4日 17時) (レス) id: de4e4ca07b (このIDを非表示/違反報告)
朝はパンよりご飯派 - アレ?悪鬼滅殺の文字は、柱しか入れられないと思うんですけど。 (2022年5月4日 11時) (レス) @page1 id: 913863b25c (このIDを非表示/違反報告)
伊織 - 自分の性格に合っていて、読んでいて楽しかったです。更新楽しみにしてます!! (2021年10月26日 18時) (レス) id: 7aeb0d2eec (このIDを非表示/違反報告)
佐賀出身の海苔 - 十二話まで下弦の陸の陸が録になっていました。 (2021年10月6日 18時) (レス) @page12 id: 15b86e3eec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:風花 | 作成日時:2021年9月2日 22時

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