２１． ページ35
よく考えたら体に痛みはなかった(頭以外)
『か、
不死川「お前が勝手に落ちて来たんだろーが」
『イヤ目の前に不死川は』
不死川「だから馴れ馴れしく呼んでんじゃねェ！！」
『ホント細かい』
不死川「あ゛？テメェ程じゃねェだろ」
『絶っ対そっちの方が細かい！』
不死川「んだとゴラァ」
ギリギリと睨み合う二人
そこに、ハァと伊黒が溜め息をこぼした
伊黒「お前達、それくらいにしておけ。それに
いつまでそうしてるつもりだ？
みっともないぞ不死川」
不死川 「るせーッ重メェーんだよ！どけゴラ！！」
『おもっ……！？わ、悪かったな！！』
馬乗りになったままの体制から
ムクリと起き、頭を摩る不死川を見つめる
『その……なんだ、まぁ。ありがとな』
不死川「は？」
『庇ってくれて。』
不死川「ﾁｯ…だから助けた気はねェ」
『そうか、じゃあ俺も許す気ねぇからお互い様で』
不死川(やっぱ細けェ)
宇随「お、来た来た」
プゥーーッｰｺﾞﾄﾝｺﾞﾄﾞﾝ……
汽車がライトを照らしながらホームに入った
ゾロゾロ人が降り、慌てて冨岡の羽織で頭を隠す
『これは戻らないのか？(都に)』
伊黒「でなければ山は下らない」
『下る……落ちた、の方が適切では…』
宇随「箱入り娘が良く付いてこれたモンだぜ」
『普通じゃないもんでね』
宇随「明日の会議にはそれも分かる」
会議は明日の昼。
親でも兄弟でもない奴らに
身勝手な警戒心だけで命を選別される
『何が、分かるだ。��化け物��の証明がか』
言葉にしていないつもりだった
宇随「お前、」
『え？』
伊黒「何してる早く来い」
『伊黒さんが呼んでる、行こう宇随』
既に汽車に入ろうとしている二人に駆け寄り
宇随に「どうした」と、声をかける
宇随「いや、何でもない」
今までより低い声の返事だった
少し怒っているような…そんな気がした
『………』
汽車に乗り込むと
窓から花火の音が聞こえた
プゥーーッッ！
ゴトン…ｺﾞﾄﾝ…
汽車が走り出すとその音は段々と薄くなり
やがて聞こえなくなっていった
鬼狩りの言う「御館様」の居る場所に向かう
平然を装うが心臓はバクバクと音を立て
自分が怯えている事を自覚する
人の子である内に��殺して欲しい��と思いつつ
自分の胸にそっと手を置いた
※ ※ ※
8.汽笛
↑での考えが変わったという事です！(予定通り)
続く (更新停止中)
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mercy(プロフ) - コロコロコさん» ですやね…わざわざこんなことでコメントすみません。お話とっても面白いです、更新楽しみにしてます！ (2019年10月20日 2時) (
レス) id: a0af18cad6 (このIDを非表示/違反報告)
コロコロコ(プロフ) - mercyさん» コメントありがとうございます。 調べましたところ、夜兎族の特徴として白い肌の記載はあったものの、赤髪・青い目に関しての記載はございませんでした。 夜兎族のイメージが、かの有名な兄妹だった為、誤った知識で紹介してしまいました…… (2019年10月20日 1時) (レス) id: c8a1eff948 (このIDを非表示/違反報告)
mercy(プロフ) - 夜兎族の見た目の特徴って白い肌だけじゃありませんでしたっけ？思い違いでしたらすみません気になったので… (2019年10月20日 0時) (レス) id: a0af18cad6 (このIDを非表示/違反報告)
コロコロコ(プロフ) - moonさん» コメントありがとうございます！！自分もどこで切ろうか迷いましたがmoonさんの様に楽しんでいただけたら嬉しいです！！！！！！ (2019年9月21日 7時) (レス) id: c8a1eff948 (このIDを非表示/違反報告)
moon - 気になる所で切ったー！！！！！こ☆れ☆は☆アニメなんかでよくあるヤーーツ！！！ (2019年9月16日 15時) (レス) id: 43dbb583aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コロコロコ | 作成日時：2019年9月5日 16時
