-特別編- ページ22
煉獄「A、もうすぐ着くぞ」
『………』
自宅の近くに差し掛かった所で
煉獄は声をかけた
煉獄「A？？どうした、大丈夫か？」
『…………』
反応がない。
……身動き一つすらしない。
煉獄「A？」
腕の中……片腕に収まる程の小さな体が
モゾモゾと
煉獄「(良かった、どうやら無事のようだな)A、袴の丈を少し短くしよう、一度出てきてみないか」
煉獄が中の様子を確認しようと、布をどけようとした
その時だった
『にゃーん』
煉獄「…………」
ふわふわの体をまるめ、小さな肉球をこちらに見せる"猫"
空のような瞳を持つ、赤毛の猫と目が合う
『にゃー』
煉獄「な、なんという事だ！！ね、猫に……！！」
『にゃーーん！』
煉獄「よもや！！知ってはいたがAが
本当に猫になってしまった！！！こ、言葉はわかるか！？一度胡蝶に診て」
『に゛ゃーーお！！』
煉獄に向かい、右ストレートをかました
煉獄の頬にぷにっと肉球がぶつかる
煉獄「…………………。」
『……………』
煉獄(まっったく痛くない)
『………？』
頬にめり込む細い足を捕まれ
ぷにぷにと揉まれる
煉獄「や、柔らかい///！！凄い弾力だ、猫とは木から落ちても平気だと言うが……これなら納得もいくなっ！！」
『……にゃあ』
やれやれと言うように、猫ながらにため息を着く
猫の視界はあまり良くないらしい。
辺りがいつもの風景よりくすんで見える
しかし聴覚は良好
人の歩く音や話し声が、耳元から聞こえる
『…、？』
様々な音の中から聞き覚えのある音
『！！！』
俺は煉獄の肩に登り、身を縮める様にうずくまった
煉獄「？？」
宇隨「よお、煉獄」
煉獄「宇隨？…ああ、だからか」
宇隨「なんの話しだ？」
煉獄「Aが急に登ってきたのでな
何かと思ったんだ」
宇隨「……は？A？…どこにも居ねぇじゃねぇか」
煉獄「いや、実はな……この猫を見て欲しいんだが」
宇隨「おう、その地味な赤猫がなんだ？」
煉獄「Aなんだ。」
宇隨「………は？お前それは冗談でも笑えねぇーわ
こんな地味で道端に転がってるような野良猫が、Aの��訳が��…」
『………にゃーーん？』
なんとなーく猫が��訳が��に
ニヤッと笑った気がした
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mercy(プロフ) - コロコロコさん» ですやね…わざわざこんなことでコメントすみません。お話とっても面白いです、更新楽しみにしてます！ (2019年10月20日 2時) (
レス) id: a0af18cad6 (このIDを非表示/違反報告)
コロコロコ(プロフ) - mercyさん» コメントありがとうございます。 調べましたところ、夜兎族の特徴として白い肌の記載はあったものの、赤髪・青い目に関しての記載はございませんでした。 夜兎族のイメージが、かの有名な兄妹だった為、誤った知識で紹介してしまいました…… (2019年10月20日 1時) (レス) id: c8a1eff948 (このIDを非表示/違反報告)
mercy(プロフ) - 夜兎族の見た目の特徴って白い肌だけじゃありませんでしたっけ？思い違いでしたらすみません気になったので… (2019年10月20日 0時) (レス) id: a0af18cad6 (このIDを非表示/違反報告)
コロコロコ(プロフ) - moonさん» コメントありがとうございます！！自分もどこで切ろうか迷いましたがmoonさんの様に楽しんでいただけたら嬉しいです！！！！！！ (2019年9月21日 7時) (レス) id: c8a1eff948 (このIDを非表示/違反報告)
moon - 気になる所で切ったー！！！！！こ☆れ☆は☆アニメなんかでよくあるヤーーツ！！！ (2019年9月16日 15時) (レス) id: 43dbb583aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コロコロコ | 作成日時：2019年9月5日 16時
