【鬼滅の刃】夜兎、呼吸取得出来ず苦戦中

-特別編- ページ19

『ふぅ』


煉獄「時透も行ってしまったし、ここからは三人で帰るとするか」


冨岡(……ん？三人？)


『なんだかシンセンかも』


煉獄「たまには良いだろう？」


『たのしくなりそうですね！』


煉獄「うむ！」


『ね！とみおかさん！！』


冨岡「俺は別で構わないが」


(エッッ)


冨岡「じゃ、」



クルリと背を向け、そそくさと歩き始めた



『ま、まって！！』


煉獄「そうだぞ冨岡！休みの日ぐらい皆で歩こう！！」




後を追いかけるように
煉獄も歩き始める



タッタッタッ


スタタタタ…



煉獄「待ってくれ！冨岡！」


冨岡「？？(なんで付いてくるんだ？)」


ｷﾗｷﾗ)(皆と仲良くなる第一歩ですよ！！冨岡さんっ！(念))


冨岡(？？)



伝わらず。



『アッ！！みてみて！とみおかさん！！』


冨岡(？)



小さな指が指す方に
土産用の面がズラリと並んでいた



『ほらあれ！』


冨岡「天狗(てんぐ)の面か」


煉獄『たしか、鱗滝さんも似たお面を付けていたな』


冨岡「ああ」



冨岡は土産屋に近づき、その面を手に取る



『れんごくさん』


煉獄「ん、どうした？」


『オレもみたいです！』


煉獄「…そうか、ならばもう少しだけ留まるとするか！」



煉獄は冨岡の隣まで歩くと
腕から下ろしてくれた



煉獄ｺｿｯ)「冨岡、少しの間だけAを見ていてくれないか？」


冨岡「構わないが何処へ行く気だ」


煉獄「女物の簪(かんざし)を見てくる」


冨岡(！？)


煉獄「では！よろしく頼んだぞ！！」


冨岡「ま、まて！煉獄！」


煉獄 タタタッ……


冨岡(ﾟﾛﾟ)「………」


『あれ、れんごくさん？』


冨岡「あ、あまり見るな。子供には早すぎる」


『わ！』


目を手で覆い隠された



『な、なんですか！？れんごくさんは？？』


冨岡「煉獄は…買い物に、」


『そんなこと、かくさなくても』


冨岡「……A」


『？はい、』


冨岡「今度煉獄が、簪(かんざし)を付けていたら、どうすればいい」


『……はい？？(珍しく冗談言ってる？)』



手を少しどかし
下から冨岡の様子を伺う

蒼白の顔と、ハの字に寄った眉間が見えた



(ほ、本気(マジ)だ！)


冨岡(似合っている、と褒めるべきか？いや、あまり触れない方が……。そもそも俺に言うか？？)


(う゛ぅーん、…俺だったらーー)


冨岡(もし、買った簪(かんざし)が炎色だったら)


『…キレイですね』

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