１４．本の世界 ページ28
暫く歩くと、屋台がチラホラと並ぶ通りに出た
先程とは違い車は通らず
人と屋台だけの道
「酒」と書かれた旗や、「いか焼き」と
書かれたのれんが目に入る
『わぁー
伊黒「…そうだな」
『街とは
伊黒「こう、とは？」
『人が多くて、屋台があって、あと食べ物のいい匂いが……///』
宇隨「いや、今日は特別派手だな」
伊黒「祝祭だからだろ。着物より浴衣の者が多い」
『あー確かに多い気がします』
着物にしては薄着の装いで、駅周辺の街には
少しばかり似合わない印象だった
(お祭り……金魚すくいとか、的当てとかを想像
してたんだけどなぁ……今のところ居酒屋って感じ)
宇隨「派手な祭りは好きだぜ！！俺は祭りの」
『と、いう事は��花火��という物も見れますか…？』
宇隨「おい、人の話は最後まで聞けよ」
『ハイハイ分かったから。話は後で聞くから。
伊黒さん、上がりますか？花火、』
伊黒「あと30分もすれば上がるだろうな」
『み、見れたりなんかは…？』
宇隨「なんだ？見た事ないのか？」
『ない、から見てみたい……デス』
宇隨「どーする伊黒、」
伊黒「…………花火を見るくらいならいいだろ。
二人もいて逃げられるわけも無いしな」
『(やった！！！)ありがとうございますっ！///』
ちょっと意外そうな顔で伊黒を見つめる宇隨
それを知ってか知らずか
二人の前を歩く伊黒
歩みを進めるうちに、街の空には
屋台から出る煙や蒸気で、辺りはやや
宇隨「おーおー、こりゃド派手な祭りだぜ」
『もっと近くにに行きましょう！！////』
伊黒「こら走るな」
宇隨「派手な祭りに派手な花火！最高じゃねぇか！」
『サイコー！！///』(high)
半々の羽織を被りながら人混みをかき分ける
『ほら！良い場所取られちゃいますよ！』
伊黒「ここからでも十分見られるだろう」
宇隨「行かねぇとアイツ、一人で行っちまうぞ」
伊黒「だから俺は面倒は見ないと言った筈だ、
面倒はお前が見ろ」
宇隨「地味なこと言ってんじゃねぇって！！」
バシバシ!!
伊黒「やめろっ！叩くんじゃない！！」
宇隨「行くぞ、」
面倒くさそうに伊黒が前を見ると
先程まで手を振っていた彼女が
気配もろとも消えていた。
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mercy(プロフ) - コロコロコさん» ですやね…わざわざこんなことでコメントすみません。お話とっても面白いです、更新楽しみにしてます！ (2019年10月20日 2時) (
レス) id: a0af18cad6 (このIDを非表示/違反報告)
コロコロコ(プロフ) - mercyさん» コメントありがとうございます。 調べましたところ、夜兎族の特徴として白い肌の記載はあったものの、赤髪・青い目に関しての記載はございませんでした。 夜兎族のイメージが、かの有名な兄妹だった為、誤った知識で紹介してしまいました…… (2019年10月20日 1時) (レス) id: c8a1eff948 (このIDを非表示/違反報告)
mercy(プロフ) - 夜兎族の見た目の特徴って白い肌だけじゃありませんでしたっけ？思い違いでしたらすみません気になったので… (2019年10月20日 0時) (レス) id: a0af18cad6 (このIDを非表示/違反報告)
コロコロコ(プロフ) - moonさん» コメントありがとうございます！！自分もどこで切ろうか迷いましたがmoonさんの様に楽しんでいただけたら嬉しいです！！！！！！ (2019年9月21日 7時) (レス) id: c8a1eff948 (このIDを非表示/違反報告)
moon - 気になる所で切ったー！！！！！こ☆れ☆は☆アニメなんかでよくあるヤーーツ！！！ (2019年9月16日 15時) (レス) id: 43dbb583aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コロコロコ | 作成日時：2019年9月5日 16時
