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幻船長コカトリモン! ページ13

アグモンを暗黒進化させてしまった太一はコロモンを抱きながら
みんなとともに暑い砂漠地帯を歩く。


「はぁ、はぁ、はぁ…」


「る、瑠美、大丈夫か?」


「はぁ、はぁ、はぁ…」


凹んでいるのは太一だけでなく
理由は違えど、みんなも同じだった。

その中でも瑠美が一番酷く
もうコロナモンの質問に答えるのにも困難に等しく、その足取りも覚束ない様子だった…


「る、瑠美〜、気をしっかり…!」


「はぁ、はぁ…」


「……瑠美…」


みんな、いつもより遅く歩いて行くと
その先に巨大なサボテンを見つけ目を輝かせると、その日陰に入ろうと瑠美とコロナモン以外は走って行った…


「る、瑠美!巨大サボテンだって…
……って、届いてない…か」


コロナモンも走ろうと瑠美の手を握るが
彼女に自分の言葉は届いておらず
コロナモンは肩を落とした。

だが肩を落としていたのはみんなも同じあり
みんなが日陰に入ろうとしていた
あの巨大サボテンは蜃気楼だったのだ…

そんなガッカリする事実に
座り込んでいると“選ばれし子どもたちよ”と、
ゲンナイの声が響いた。


『選ばれし子どもたちよ』


みんながそれに辺りを見渡していると
あの機械が現れゲンナイが映しだされた。


「「「ゲンナイ!!?」」」


「…ゲンナイ、さん…」


「あ!姉ちゃん!大丈夫!?」


「……」


その時に瑠美とコロナモンが合流し
それに気付いた璃久はルナモンやコロナモンとともに瑠美を支えながらもなんとか座らせた。


「やいじじい!
おまえの言った通りタグと紋章を手に入れて
はめ込んで敵と戦ったけど
ちゃんと進化しなかったじゃないか!!

それどころか、アグモンはかわいそうに
コロモンに退化しちゃったんだぞ!?」


「あたし、紋章なんて欲しくなーい!」


『落ち着け、選ばれし子どもたち。
望むと望まざるとに関わらず
いずれ紋章はおまえたちの物となる。

タグと紋章はお互い
惹かれ合う性質を持っておるのじゃ』


「「「えぇ〜!?」」」

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†NANA†(プロフ) - ページ35で、「当たる人の」が「当たる人に」になっています。 (2021年2月10日 3時) (レス) id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ10で、「進化さえすれば」が「進化させすれば」になっています。 (2021年2月10日 2時) (レス) id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ4で、「瑠美も」が「瑠美ろ」になっています。 (2021年2月10日 2時) (レス) id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スート | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年8月15日 20時

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