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弥生 ページ1

坂田銀時、自営業やってます。
万事屋銀ちゃんです。
えー、好きなものは甘味。
積極的な女は好きじゃありません。
年中金なし彼女もなし。
モテないマダオに未来はあるのでしょうか。

神楽「銀ちゃぁん、寒いアル。万事屋帰ろうヨ。」
銀時「あぁ? ダメだ。帰れねェ。」
神楽「このままじゃ凍死してしまうネ!」
銀時「仕方ねぇだろ!家賃払えなくてババァにと殺されんのどっちが良いんだよ!」
神楽「そもそも銀ちゃんがマダオなのが悪いアル。」

3月のかぶき町はまだまだ寒く、雪こそもう降らないものの、気温は低く風も強い。

銀時「まぁ我慢しろよ。5月からババァは旅行に行くはずだからよ。」
神楽「5月まで外にいろって言ってるアルか?バカですか?ばかなんですね。」
銀時「アレ、神楽ちゃーん。標準語戻ってるよー。」

??「何やってんですかィ、アンタら。」

唐突にかけられた呆れたようなバカにしたような声に神楽と一緒に振り返った。

銀時「あー!総一朗くん!」
神楽「あー!クソサド!」
沖田「…どっちもちがいまさァ。総一朗です。旦那。」
神楽「なにしにきたネ!邪魔アル!どっかいけヨ!」
沖田「おー、ご挨拶だなチャイナ…一戦と行きやすかィ?」
神楽「望むところアル!こてんぱんにしてやるネ!」

あーあーあー、総一朗くんも神楽も余計に突っかかるから…

銀時「程々にしとけよー、お前ら。警察きても銀さんは知りませんからねー。」

なんて言ってこれからどうしようかとあたりを見渡すと不機嫌そうにこちらに歩いてくる多串君と目が合った。

銀時「あ、多串君。」
土方「誰が多串だ。」

多串君…もとい、土方くんはまだなんかプリプリ怒ってたけど全く耳に入ってこねェ。
…いや、銀さんはァ男に興味あるわけじゃないけどォ、その、ね?

…綺麗な顔してるよね。

陶器みたいに白い肌。キリッとした眉、キレのある目、ずっと高い鼻。顔だけじゃない。サラサラの黒髪に筋肉がついてる割に細い体…って俺は何ォォォォォオオ!
別にそういうんじゃねェって!違うって信じろォ!

土方「おい、聞いてんのか万事屋。」
銀時「へ?あ、聞いてる聞いてる!」
土方「ったく、お前ってやつは自由ってかなんてーか。」
土方はふっ、と息を吐きながら軽く口角を上げる
銀時「っわぁ…」
土方「あ?なんだてめぇ」
銀時「…」

可愛い…可愛いよこのこ。
控えめだけどすごく可愛い。


ーーーー今思えばその頃には
もう恋をしていたのかもしれない。

卯月→



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設定タグ:銀土 , 死ネタ , 銀魂   
作品ジャンル:泣ける話
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Leaf(プロフ) - あぁぁ、好きです(唐突)更新お願いします!!! (2019年3月29日 10時) (レス) id: b8ce9cd4fa (このIDを非表示/違反報告)
月白(プロフ) - 公開設定を「検索よけ」に設定されていますか?設定しておいたほうがよろしいかと思われます。されていたらごめんなさい (2017年5月25日 17時) (レス) id: 86ba02c6f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りとる | 作成日時:2017年3月18日 20時

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