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どんなときでも"愛してる" 赤色の王子様 ページ1

私の彼、莉犬くんは最近、「すとぷり」の活動で忙しそうだ。配信の準備やライブの準備を頑張っている……



  確かに「すとぷり」の活動が大切なのも分かるし、リスナーさんを喜ばせたいのも分かる



  でも、やっぱり私にも構ってくれないと少し…いや、凄く悲しい


 『ねえねえ、莉犬くん…?』



 「何?今俺ちょっと忙しいからさ、後ででもいいかな、A」



  こんな感じに話を聞いてもらえない、いつもだったら莉犬くんから構ってなどと来てくれる



  いつまでも話を流されると本当に私のことが好きなのか不安になる、不安な気持ちで一杯になったとき自然に涙が溢れた



 『…………うっ、私あっ、あっちに行ってるね、邪魔だろうし』


  違う、私はこんな事言いたいんじゃない、もっと構ってとか寂しいとかを言いたいのについ可愛いげのないことを言ってしまった



 「A何で泣いてるの?それに邪魔なんかじゃ………」



 『違うよ!!!私は邪魔なんだよ!』



  莉犬くんの言葉を待つ前に大声で怒鳴ってしまった、莉犬くんだって疲れてイライラしているはずだ、なのに私は自分のワガママで莉犬くんを困らせてる



 『やっぱり、邪魔じゃん………』


 
  私は消え入りそうな声で呟いた



 「A、ごめんね………Aは邪魔なんかじゃないよ、俺さAの気持ちちゃんと考えてなかったんだなって」



  莉犬くんは優しい声色で話す


 
 「きっと、俺が忙しいのを見て、自分のことを本当に好きなのか不安になったでしょ?構ってあげられなかったし、俺もさAに構ってあげられなくて逆に嫌われてたらどうしようって思ってさ」






  莉犬くんは少し泣きそうになっていた



 

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作者名:白昼夢 | 作成日時:2020年4月20日 23時

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