大正時代でもわんだほい【プロセカ】【鬼滅の刃】

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最終選別から帰ってきてから、


実弥くんのお屋敷でおはぎを食べながらたくさんお話をした


さっき会った天元お兄さんも実弥くんと同じ柱で元々忍だったんだって！


天元お兄さんって本物の忍者だったんだ！凄いなぁ〜


あとねあとね！天元お兄さんが「今度ウチに遊びに来い」って言ってくれたの！


嫁達とド派手に歓迎してやる！って言ってたけど、


私お嫁さんが3人もいるって聞いた時は思わずビックリしちゃった


すっごく珍しいけど一夫多妻制ってあるもんね



『ねぇねぇ！今回実弥くんと天元お兄さん任務一緒だったんだよね？どんな感じだったの？』


不「どうって言ってもなァ……


強いて言うなら、珍しく死人が出てなかったって所か


ただ俺達が向かった頃にはその場にいた隊士達全員やられていた


全員雪まみれで倒れて気絶してたんだァ」


『雪だらけ…？今冬じゃないのに？』


不「まぁおそらく鬼の血鬼術だなァ


姿は見えなかったが、食う以前に殺さない鬼なんて初めてだぜ」


『その人達は大丈夫なの？怪我してない？』


不「怪我はしてなかったなァ


ただ、体温が異常な位下がってはいた


今は蝶屋敷で眠ってるだろうよォ」


『そっか…良かったぁ』



危害を与えてるけど、人を殺さない鬼もいるんだ…


というより、ひょっとして殺したくなかったのかな？


その鬼さんにもきっと何か理由があるんだ



・

・

・



「……もう夜なんだ


じゃあもう外に出ても良いかな」



とある山奥にある廃屋から一人の少女が出てくる


月明かりを頼りに、彼女は山をあてもなく歩く


すると背後から刀を持った黒服の集団が現れた



「(またか……昨日みたいに気絶させとけば、追ってこないかな)」



少女が何かを呟いた直後荒々しい吹雪が吹き、


黒服の集団は意識を手放した



「……いつまでこの生活が続くんだろう」



抑揚もなく言う彼女の虚ろな瞳には、文字が刻まれていた

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