【銀魂】真選組総長は元攘夷志士で夜兎族！？

甘え ページ2

〜A〜

『なんで、いるの…寝込み襲いに来たぁ？』

土方「んなわけねぇだろ、体調悪いやつをほっとくかよ」

『だから、看病なんて要らない』

土方「うるせぇ、俺が好きでやんだよ！黙って看病されとけ」

そう言っておでこにあったタオルを取った

近くにあった桶で水に浸し、絞っておでこに戻した

ヒヤリとして少し体がピクリっと反応した

土方「お前がなんでそんなに看病を嫌うんだ」

『・・・』

土方「そんなに言えない理由なのか」

『＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿から』

土方は聞こえなかったのか首を傾げた

私は顔を逸らしもう一度言う

『弱ってる所見られたくないから』

土方「…そんだけか？」

『あと、気を遣わせるのが嫌だ』

種族故に、こんな風に弱ってる時襲われたら終わりだなぁとか思ってしまう

それに、私は人に甘えるのが下手だ…

布団に潜りそっぽを向いた

すると、トシはクククと笑った

『なんで笑ってんの…』

土方「いや、お前そんな事考えてたんだなってな」

『はぁ…？』

布団から起き上がり土方に掴みかかったが

土方は笑ったまんまだ

なんで笑ってんだろ…

不思議に思いながら見ていたら、不意に土方が頭を撫でて来た

『ん、なに…？どうしたの、土方らしくない』

土方「いや、お前ガキみてぇだなっと思ってよ」

『…土方とそんなに変わんないんだけど…』

土方「そーじゃなくて、精神年齢的な」

『それは私が子供っぽいって事？喧嘩売ってる？殴るよ？』

と言うと「はいはい」と適当に流された

頭にあった手は額に触れた

土方「まだ熱あんだろ、今日は一日中俺が看病してやるから大人しくしてろ」

『…仕方ないから看病されてあげる』

土方「素直じゃねーな」

私は鼻で笑い布団に横になった

すると、横からドサッと音がした

恐る恐る見てみると土方も横になっていた

『なにやってんの？』

土方「…俺も最近働き詰で休んでなかったから寝よかと思ってよ」

『自室に戻って寝れば？』

土方「病気の時は心細いだろ」

『…意味わかんない』

土方に背を向け目を閉じた

数分もするうちに意識がだんだん離れていき眠りについた

素直さ→←まぁ、たまにはこんなのもいいんじゃない？

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