【俺得キャラ】短編だけど、何か質問ある? (ページ5)

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【あやクル】いかないでページ5

名前：A
性別：女
主な喋り方は敬語。
あやの二人だけの友人。
金持ちの家の娘。

今日もあやの為に家を抜け出してきた。
今回はあやの好きそうな本とマカロンを持って行く。

…あれ、アイツら…
其処にいたのは町の子供。
いっつもあやの所に来て悪戯する奴。

「あっち行きなさい。」

私に見つかるといつもより早く逃げて行った。

「…もう。」

本当になんなんでしょう。
ま、そんな事より今はあやに会わなければ。

…あら、まだ居たんですね、子供。
2人だけですか…置いてかれたんでしょうか。

子供は私に気付くと私の横を走り抜けて行った。
と、同時に

「あの本で本当に“封印”できんの?」
「出来る出来る!大丈夫だって。」

そんな会話が聞こえた。

まさか

「あやっ」

ドアを開けて入るとあやが机にのっていた本を開けようとしていた。

「あや、駄目!!」
「え。」

私の声が届く前にあやが本を開けてしまい、そこから光が溢れ出る。
何…これ…!

「あや＿＿＿!!」

本とマカロンが入っていたバッグを落とし、目を見開いた。

あやがいない。

いない。

「あ…や…」

本当に封印されちゃったの…?

早足で本に近寄り、触ろうとした瞬間。
バチッと何かに弾かれた。

「嘘…やだ…やだよ…!」

＿＿＿あや、貴方は今、どんなところにいるの?

＿＿＿暗くない?

＿＿＿苦しくない?

＿＿＿私はあやを探す事すら出来ない＿＿＿＿