7話 バトンを渡されました ページ7
雅紀からバトンを渡された和也。
北の地から大都会へ向かう飛行機は青空を飛ぶ。
「急いでるね和」
「ちょっと急の仕事が入りました！」
超早足で到着ロビーへ向かう。
「翔兄はゆっくりどうぞ。帰りは明日の最終便ね。一時間前に集合」
「了解」
「お仕事頑張って」
「和も」
翔と別れ和也はモノレールに飛び乗る。
車内で乱れた呼吸を整え、次は電車に乗り換える。
電車を降りると出版社に向かい小走り。
出版社に到着。
原稿を担当者へ手渡す。
「ぜぇぜぇっ中身を確認して！早急にすぐに、今！」
ソファーに倒れ込むよう
チェック中は出された冷たいお茶で小休憩。
「バッチリです」
「そっじゃこれで」
「和也先生、随分とお急ぎですね」
「用事があるのよ。何か不備があった連絡して」
「はいわかりました。先生どこまで行かれるんですか？」
「前のお家までよ」
担当者は和也が施設で育ったことを知っていた。
「そこの近くまでこれから仕事で行きますけど乗って行きます？」
両手でハンドルをつかむ動作をする担当者。
「本当？助かるわー。バスで行こうと思っていたから」
タクシーも考えたが、すぐに乗れるかわからなかった。
車に乗せてもらえば楽であるし、バスよりも早い。
担当者は和也のボストンバックを持つと駐車場へ。
車は快適で寝不足の体には心地よい揺れ。
申し訳ないと思いつつもしばしの睡眠。
「和也先生、到着しましたよ」
丁寧に施設の前門まで送ってくれた。
「ありがとう」
「それでは失礼します」
車を見送る和也。
「さぁて私も頑張りますかね」
青田はもう施設にいるだろうか？
最速で来たもののもう時計は三時近くを示している。
「こんにちは」
玄関から声をかける。
「あっかず兄ちゃんだ」
「わーぃ」
「ねぇ今お客さん来てる？」
「お客さん？」
おじいちゃんは来ているかな？
「来ているよー」
「いつから？」
「さっきぃ」
どこにいるの？
「理事長室にいるよーーー」
あら今日は理事長の来ている日なの？
「さっき理事長先生来たよ」
あら、青田氏に呼ばれたパターンね。
「兄ちゃん遊ぼ！」
「兄ちゃんは御用事があるの。終わったら遊ぼうな」
気合を入れなおしていざ理事長室へ。
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むつき(プロフ) - tthisamiさん» 遅くなりましたが再開いたしました。 (8月29日 21時) (
レス) id: 56df0ba715 (このIDを非表示/違反報告)
tthisami(プロフ) - 再開嬉しいです。 (8月29日 20時) (レス) @page50 id: dba9116941 (このIDを非表示/違反報告)
むつき(プロフ) - はるさん» なかなか更新できずに申し訳ないです。少しずつですが頑張っていきますので！ (2021年3月30日 23時) (レス) id: 56df0ba715 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - むつきさん、更新ありがとうございます！とても嬉しいです。続きが楽しみです！ (2021年3月23日 4時) (レス) id: 6cd0f843d6 (このIDを非表示/違反報告)
むつき(プロフ) - ちぇろさん» 5人が揃いました。北の地で兄弟たちの絆をお届けできたらと思います。 (2020年10月27日 0時) (レス) id: 7a3d8c34a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むつき
| 作成日時：2019年8月2日 23時
