第1話 ページ3
Aside…
A「…………。」
転校初日の朝、俺は圧倒されていた。
立派な門。綺麗な噴水。大きな校舎。
A(す、すご……)
校門前で立ち尽くす俺は…いや、『私』は今日からここ、夢ノ咲学院に通う。
新しく出来たプロデュース科とやらに試験的に転入させられた訳だけど、どうやら俺以外にもう1人、先に転校して来た子がいるらしい。その話を聞いた時正直安心した。アイドルなんてさっぱりだし、プロデュースって言われても全くイメージがわかない。そんな俺が1人目のプロデューサーだったら、きっと直ぐにこの学科は潰れていただろう。
A「壊す事しか…出来ねぇんだな」
それにしても、遅いなぁ…そう思い周囲を見回す。門の前で待ってろって言われていたが、特に迎えも何も来ない。もしかして忘れられてるのか…と不安になって来た時、やっと声を掛けられた。
「あの…緋岡 Aさんですか？」
振り返るとそこには、茶色い肩までの髪をふわりと揺らしてこちらを見つめる女子生徒が居た。
A「えっ、あぁ…そうです」
あんず「よかった、私はプロデュース科の生徒です…！お迎えに参りました！」
花が飛んでる…。
こっちです！と言って門をくぐり、校内へと案内してくれている。職員室で挨拶を済ませると、彼女はこちらをチラチラと見ながら嬉しそうに話し掛けてきた。
あんず「私の事はあんずって呼んで下さい！緋岡さんは2-Bで私は2-Aです。クラスは違いますけどなんでも聞いてきて下さいね！」
A「あ、おれ…私の事もAって呼んでもらって大丈夫！あと、同い年なら敬語も無しにしよ」
精一杯微笑みながら言えばあんずは真顔で目を輝かせながら近づいて来る。
A(この子距離感おかしいな…)
あんず「是非！！！女の子はずっと私1人だったので嬉しい…！！」
A「それは良かった。私こそ、先輩プロデューサーが居てくれて、心強いよ」
あんず「せっ先輩なんて…全然っ！」
あんずは、あたふたと照れているがこれはホント。心から彼女が居てくれて良かったって思ってる。と言ってもずっと1人だったからピンとくる感情でも無いけど、何だかこう言うのは新鮮で胸の辺りがあったかい。
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彩(プロフ) - wはい，頑張ってください (2020年8月27日 21時) (
レス) id: 7ef4eb4ee1 (このIDを非表示/違反報告)
洋燈（らんぷ）(プロフ) - 彩さん» コメントありがとうございます♪よく眠れているようで良かったです笑大変励みになりました。頑張らせて頂きます！ (2020年8月27日 8時) (レス) id: 51b01a283f (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - コメ失礼します！！失礼ですが，続きが気にかなりすぎて夜しか寝れないので早く書いてください！！ (2020年8月26日 7時) (レス) id: 7ef4eb4ee1 (このIDを非表示/違反報告)
洋燈（らんぷ）(プロフ) - きららさん» コメントありがとうございます！私も個人的に俺っ子大好きなのでそう言って貰えて嬉しいです！！！更新マチマチになってしまっていますが頑張らせて頂きます♪ (2020年5月17日 3時) (レス) id: 51b01a283f (このIDを非表示/違反報告)
きらら(プロフ) - コメ失礼します…！夢主ちゃん俺っ子なのとか鈍感なの凄く好きです！体調に気をつけて自分のペースで更新頑張ってください！応援してます！ (2020年5月17日 3時) (レス) id: 36a6836253 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：洋燈 | 作成日時：2019年7月27日 23時
