【NARUTO】木ノ葉の最強忍者は、あの人のひ孫？！ (ページ29)

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第二十七話ページ29

～ヤマトside ～

A「…サクラ、怪我してるでしょ？見せて」

　木の下にサクラを寄りかからせ、静にいうA。

サクラは痛むのか、ゆっくりではあるけどAの方に腕を見せた。

サクラ「…」

！？…妖狐の衣を纏ったナルトに近づいたあの時のか。

九尾のチャクラが毒のように傷口から入り込んでしまったに違いない…

あれは、サクラの医療忍術ですら簡単には治せない。

…だからこそ、あのチャクラに耐えているナルトが驚きなんだ。

…そういえば。

確かAも、わき腹をけがしていたはずなんたけど。

ボクは、サクラの腕の傷から医療忍術で治療をしているAに、目線を移す。

A「…ん、これで少しは痛くないはず。あ、お礼はなしぞ？すぐに治さなかった僕が悪いからね」

サクラ「うん……。ありがとう、A」

A「いや、ちゃんと僕の話聞いてたかい！？」

ヤマト「…今のところは心配しなくていいようだね(ﾎﾞｿｯ」

きっと、心配してるなんて言ったら「もう、大人ぞ！！子供扱いするなァ！！」なんて、言いそうだ。

ヤマト「ボクから見たらまだまだ子供だけどね(ﾎﾞｿｯ」

そう、思ったことは心の中に閉まっておこう。

_

サクラ「こ…これは…‥」

サクラが自分の腕をみながら、言葉を濁した。

サクラ「さっき、大蛇丸にやられたの…でも、少し痛むだけだから…大丈夫。(苦笑」

ナルト「…サクラちゃん…あんまり無理すんなってばよ…」

サクラはナルトを庇ってるみたいだけど、それはダメだよ。

サクラには悪いけど、ナルトには本当のことをいう必要がある。

ヤマト「(ナルトは九尾に頼らなくても十分に強い)」

A「…少し休もう、ヤマト」

いつの間にか隣に来ていたA。

まっすぐにボクを見ている。

…どうやら、ボクの考えていることが分かったらしい。

さすが、あの人のひ孫だ。

ヤマト「わかってるよ。ここで少し休憩しよう」

やっぱり、昔も今もAにはかなわないな…そう思った。

　ヤマト side 終