【ナンバカ】南波刑務所～第十四舎～ (ページ14)

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９　新年南波一心共闘大会2 ページ14

『第１種目書き初め』

ラリマー｢お題はこれ、『謹賀新年』です。では皆さん、頑張ってくださいね！｣

キャシー｢私水墨画以外きら～い…｣
アロマ｢むしろ水墨画ができてなんで習字ができないのか不思議だわ…｣
キャシー｢お絵描き好きだもん。でも文字は嫌なの！ほら見てよ、このミミズ！｣
ホタル｢自信満々に掲げるなっ｣
キャシー｢アデッ｣

ミミズのような字を掲げるキャシーの頭にチョップを食らわすホタル。その手には割と達筆な字でお題が書かれている

ついでにアロマは隣で猫の絵を描いている。しかも下手。四角い

アン｢『シクナ、そこはもう少し跳ねなきゃだめ』｣
シクナ｢…あ、ごめんカイト兄さん｣
カイト｢大丈夫、この字なら高得点が出せるでござるよ。気負いせず書いた方が人の良さがでる。何も気にせず、身を委ねればよい｣
シクナ｢わかった…｣

少し跳ねが足りない字が載っている用紙を、カイトが絹を取るような手つきで持ち眺める
カイトの顔を覗き込むような姿勢で謝るシクナの頭を撫で、ラリマーに用紙を渡した

アン｢『………ちっさ』｣

カイトの字は、用紙の端の方にアリの行列のような小ささだった

ちなみにラリマーが『謹』を書けなかったので５位でした