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雪side
雪「すみません
こんな時間にお邪魔して…」
若菜「いーのよ!
でも、雪ちゃんいいの?
お父さんとお母さん、帰ってきているんでしょう?」
雪「え、ええまぁ…2人とも忙しい人なので…」
言えない
父と母は、盛っているなんて絶対に言えない!!
あははと、笑って誤魔化した
若菜「そう?
あ、そういえば、リクオ今いないのよねぇ…残念」
雪「いないんですか?リクオもしかして、光ちゃんも?」
若菜「そうなの、友達と出かけてくるって言ってたわ」
雪「へ、へぇー…」
なんだろう
ムカムカする
いや、出かけるのは2人の自由だけど
若菜「ふふっ、こーんな可愛い雪ちゃんに妬いてもらえてリクオは罪作りな男ねぇ」
雪「べつに、妬いてません」
若菜「そーねぇ」
もう、若菜さんの意地悪!
それから数時間、若菜さんと楽しくおしゃべりをして途中で若菜さんに構われにきた鯉伴さんも交えながら高校生活や部活のこととかを話した
リクオ「ただいま〜」
カナ「お、お邪魔します」
光「ただいま〜」
リクオ、光ちゃん、そしてカナちゃんの声がした
カナちゃんもお泊まりかと思えばそう言う訳では無いみたいだった
雪「…」
鯉伴「雪ちゃん、リクオに勉強教えてやってくれねぇか?」
雪「え?」
鯉伴「ほーら♪行った行ったぁ」
雪「え?…え?」
鯉伴さんによってリクオたちが勉強しているだろう部屋の前に連れてこられた
雪「ちょ、鯉伴さ……て、いない」
もう
いいわよ
いけばいいんでしょう?
雪「…失礼します」
そう言って入った部屋は、両手に花で楽しそうに勉強会を開くリクオの姿があった
リクオ「ゆ、雪?!」
カナ「あ!雪ちゃん!」
光「雪ちゃん来てたの?!」
右にカナちゃん、左に光ちゃんがいて、何やらリクオのノートを覗き込んでいた
……嫌だ、なんか、気持ち悪い
この光景を見てそう思った
わからない
この変な気持ちが
このモヤモヤは前も体験した…
この気持ちは何…?
得体の知れないものに体を震わせていたらふわりと体全身がリクオの香りに包まれた
ハッとして、顔を上げると目の前には、心配そうなリクオが私の顔を覗き込むように見つめていた
リクオ「寒い?」
雪「え、ちが、違うの大丈夫////」
リクオ「そっか」
雪「そ、そうだ!鯉伴さんにリクオたちの勉強を手伝ってくれって言われたんだった!」
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作者名:藍@315号室 | 作成日時:2020年6月7日 15時