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光side
雪「おはよう、リクオ、光ちゃん」
光「おはよう!雪ちゃん!」
ぎゅぅぅっ♡♡
嫌な感情をうまく隠して明るく可愛くをイメージしながら雪ちゃんに抱きつきながら挨拶を交わす
優しく香る香水の匂いにまた相手が年上の女性なんだと自覚させられる
光「雪ちゃん今日もいい匂い!」
牛鬼と話すりっくんから羨ましそうな視線が刺さる
雪「〜ッ!!光ちゃんもいい香りだわ
私みたいに香水じゃなくて何もつけなくてこんなにいい匂いなんで羨ましいわ」
光「えへへへ、お褒め似頂き恐悦至極〜♪」
軽くふざけたようにいえば、さらに雪ちゃんの頬は緩みぎゅぅぅっと抱きしめる力が強くなる
光「私、雪ちゃん大好き!」
うそ、雪ちゃんなんか大嫌い
その匂いだって嫌い
香水なんて男に媚びてるみたい
明るく彩られたプルプルの唇だって
ニーハイソックスから見える太ももも
男ウケ狙っているみたい
きらいきらいきらい
私の方がりっくんのこと大好きなのに
雪ちゃんは、りっくんの気持ち全く気づいてあげてくれないし
その割に無自覚にりっくんを誘惑してるし
雪ちゃんには、“相手がいる”のに……
りっくんで遊んでいるのなら許さない
でも……1番は
ヤキモチ妬いて雪ちゃんを悪者にしようとする私が一番嫌い
リクオ「光?」
光「……え?」
気づいたらりっくんと雪ちゃんが心配そうに顔を覗き込んでいた
リクオ「大丈夫?なんか、顔色悪いよ」
光「大丈夫、なんでもない!」
さ、学校行こう!ともんを出ようと早歩きで向かおうとした時パシッと、腕を掴まれた
リクオ「…本当?」
ぴとっ
光「ひゃぁぅ///」
りっくんのおでこが私のおでことくっついた
光「り、り///」
雪「リクオ、熱は?」
リクオ「う〜ん、ないみたい」
光「あ、あぅぅ////」
ふらぁ
リクオ「ひ、光?!」
雪「光ちゃん?!」
ドキドキが頂点に達した私は、ぷしゅーとふらついてしまった
リクオ「光!大丈夫?!」
光「り、りっくん////
ち、近いよぉ////」
りっくんは、ふらついた私をぎゅうと抱きしめ頬に手を当てた
リクオ「ごめん、光が具合悪いこと気づけなかったなんて……っ」
悔しそうに私を見つめるりっくんの表情は、私のためだけにあった
それがあまりにも嬉しくて泣いてしまってさらに心配かけたけど
仕方ないよね?
だって私、恋する乙女だもん
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作者名:藍@315号室 | 作成日時:2020年6月7日 15時