アイノカタチ(無理矢理タイトルつけてみました) ページ30
雪side
雪「おはよう。それこら卒業おめでとう。」
3月
桜の花も早いところでは咲き始め、都内では蕾をつけた
そんな今日は、リクオと光ちゃんの通っている浮世絵小学校の卒業式だ
そんな日の朝、私とリクオたちはぬら組の玄関で待ち合わせをしていた
リクオと光ちゃんは、卒業式
若菜さんと鯉伴さんそして、光ちゃんのおばあさんの陽子さんは、その保護者として
氷麗ちゃんや青田坊さん達は護衛として
そして私は、新生徒会役員として入学式の準備がある
待ち合わせをして一緒に行こうとリクオの提案により、ここで集まった
リクオ「ありがとう!」
光「…ありがとう」
鯉伴「んじゃ、揃ったし行くか!」
ぬら組の人達の送り出す声を背に桜の舞う道をみんなで歩いていった
「「おはよぉ!」」
駅でリクオたちと別れ、学校に向かうと既に何名かの新生徒会役員がいた。
雪「おはよう」
それからしばらくすると、新規メンバーが全員揃い黙々と作業を始めた
音想「今日は、いつもと違って遅かったね〜」
ニヨニヨと笑みを浮かべ尋ねるのは、小学校からの親友の斎宮音想(いつき おと)
桜色のふわふわの髪を編み込みカチューシャにしている可愛い彼女は、見た目と中身のギャップが激しい
雪「まぁ、今日はね」
音想「…リクオくん?」
雪「卒業式なの、小学校の
それで、あの子が一緒に行こうて…」
音想「ふむふむ〜♪」
雪「…何が言いたいわけ?」
音想「いやぁ、リクオくんだんだん積極的になってきたなぁて♪
仲直り?した頃から頻繁にリクオくんの名前がではじめ、デートの話もで、弟卒業狙っているのかねぇ」
……楽しそうね、音想?
雪「デートじゃないわ。光ちゃんもいたわよ。
それに、弟卒業て、リクオは初めから弟じゃないでしょ、幼なじみの弟分よ。」
勘違いしないで、と言いながら音想をかわしつつ作業を進めた
音想「…ちぇ、幼なじみとの恋面白そうなのになぁ」
雪「面白いって…」
「……へぇ、逢魔さんって、幼なじみがいるんだ」
トン、と私の作業している机に後ろから誰かが手を置いた
「仲、いいの?」
雪「…か、いちょ」
音想「か、会長ぉ///」
そこには、あの日見た夜リクオの美貌にも負けない美麗な青年がいた
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ガゴゼ編から数年後、リクオ達が小学校卒業頃の話です
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作者名:藍@315号室 | 作成日時:2020年6月7日 15時