花宮先輩とにっこり腹黒後輩 ページ2
『おはようございます、花宮先輩
今日も活きのいい眉毛ですね、ご立派です』
「おはよう、染崎さん
君の方こそ今日も頭の悪そうな顔だね、見ててとっても不愉快になるよ」
「うわまた始まったよ、Aちゃんと花宮の冷戦」
「あまり口を開かない方がいい、巻き込まれるぞ」
「いやぁでもよくやるよねぇー、毎朝笑顔で嫌味の応酬とか
二人のまわり氷点下じゃん?」
『あら、頭の悪そうだなんて…花宮先輩からしたら世の中の人大概そうなんじゃありませんか?
気持ちの悪い程頭の良い理由はなんなんでしょうねぇ、やっぱりその太ましい眉毛に秘訣でも?
だとすれば私は一生馬鹿でいいかもしれないです』
「いやぁ、染崎さんのアホ面は他の人より磨きがかかってるよ、すごいすごい
気持ちの悪い程頭の良いなんて最高の褒め言葉だなぁ、心配しなくていいよ染崎さんは一生馬鹿だと思うしむしろ賢くなれるなんて思い上がりも甚だしいよ」
『花宮先輩にそう言って頂けるなんて光栄です、嬉しすぎて胃の中の内容物どころか内臓もリバースしそうですよ』
「そんなに言ってくれるなんて俺も嬉しいよ、舞い上がって君にラフプレーしちゃいそうだ」
「花宮、染崎!はよ!」
「あ、ザキあほだ」
「ご愁傷様だな」
「本日の犠牲者ザキ、お前は寝るまで忘れない」
「瀬戸すぐ寝るじゃん、1時間目には忘れてるってことで「そうとも言う」
「巻き添えを喰らいたくないなら早く行こう」
「だねん」
「だな」
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作者名:まこまこ | 作者ホームページ:http://lyze.jp/040112/
作成日時:2015年11月3日 23時