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第106話 ページ6

貴女side





貴女「中也さん」



中原「おう、悪いな急がせて」





指定の場所に迎えば中也さんはもう来ていた





貴女「ここが…探偵社の拠点ですか」



中原「あァ。間違いねェ」



貴女「…………何故、探偵社訪問に私を」



中原「そう考え込むな。単純に俺がお前を守るのが一番安全。

お前は俺と動くンだよ」



貴女「中也さん…」





安堵する笑顔と頭に乗る大きな手





中原「行くか」



貴女「はい」




中原「侵入口は地下の廃路線だ」



貴女「……」





建物に入り彼の後を追う



綺麗な後ろ髪と外套が歩みに合わせて揺れている





中原「罠が仕掛けてあるな」



貴女「みたいですね」



中原「行けるか」



貴女「勿論です」







当然ながら道中では罠が沢山あった



それを回避しながら背中を追う






中原「……止まれ」



貴女「中也さん?」



中原「監視映像だ」





あちこちに広がる無数のカメラ




そして機械音とともに



私達に赤い光が向けられる





中原「はっ…」


貴女「…」





鼻で笑った中也さんは重力操作で次々に銃器を壊してゆく





中原「特使の接待役がこんなデクとは…

泣かせる人手不足じゃねェか。生きてるやつが出てこいよ」



中々の煽りだ…




貴女「……誰か来ます」



中原「…おいおい。たったの二人かよ」





与謝野「応対が不満なら事前予約してから出直しな」



中原「マフィアが敵拠点で暴れるのに予約がいると思うかァ?」



宮沢「はい!いらないと思います!」



与謝野「…ところで…あんた、太宰の妹だね」



貴女「……」





突然目を向けられ中也さんに寄る





中原「だったらどうした」



与謝野「その子はうちで預かる予定なンだよ」



中原「悪いがうちの幹部だ。渡すわけねェだろ


で?おたくの社長はどこだ」




与謝野「そこだよ」




示されたカメラに写真を向ける中也さん





中原「うちのボスからのプレゼントだ」




福沢「ギルドの団員か」




カメラから聞こえる声はいつか探偵社に乗り込んだ時に私を勧誘した社長の声だ




中原「奴らを餌で釣った。現れる時間と場所もここに書いてある


こんなチャンス滅多にねェだろ?憎きギルドに一泡吹かせてやれよ」

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設定タグ:文スト , 中原中也 , 太宰治   
作品ジャンル:恋愛
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ライ - 続きみたいです ただ病気などには気をつけてくださいね (4月26日 21時) (レス) @page11 id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
ライ - 二度目は無くってよぉっで吹いた (3月4日 17時) (レス) @page2 id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
高杉りた(プロフ) - 苓さん» コメントありがとうございます😆他の作品も読んで頂けなんて…😭書物は凄く面白いお話なので共有出来て嬉しいです!こちらこそ本当にありがとうございます🥹これからも楽しんで頂けるよう努めますのでよろしくお願い致します🥰 (2月25日 19時) (レス) id: 795a11b87e (このIDを非表示/違反報告)
高杉りた(プロフ) - 麗さん» コメントありがとうございます😆そのように言って頂けてとても嬉しいです🥹これからも頑張ります! (2月25日 19時) (レス) id: 795a11b87e (このIDを非表示/違反報告)
- 長く拙い文章で申し訳ありません。失礼しました。 (2月23日 14時) (レス) id: 50b5b27097 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:高杉りた | 作成日時:2024年2月11日 21時

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