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第55話 ページ5

貴女side





貴女「………どう云う、」




森「あの日から紅葉くんと君は交流し始めた。


紅葉くんは君を可愛がるとわかっていた。だから接触させたのだよ」



貴女「なんのために、」



森「君が五大幹部へ上がりやすいように。」



二年前、ここで紅葉さんに外出を誘われ

中也さんに止められた時



この人は笑っていた



その理由がこれか…





森「それと、さっきも云ったが良い傾向は君のみだ


……………中也くんの方は手が止まっている」




貴女「そんな風には、」




森「今まで通りこなしてはいる。だがそれだけだよ

彼は常に功績を伸ばす。それが止まってしまっている」




貴女「…………私が関係しているようには思えません

私は彼にとって一部下です」



森「じゃあ君にとっての中也くんは?」



貴女「っ………」



森「私の提案はたった一つ。とても簡単なことだよ」



貴女「………なんですか」



森「仲直りをしなさい。」



貴女「…………別に喧嘩をしている訳では」



森「じゃあもう一度、彼と一緒に住めるね?」



貴女「………はい?」





にっこりと笑った首領はとあるモニターを出した



貴女「………家じゃないですか」


森「そうだね。去年君が買った君の家だ」



そう、去年自分の家を買ってから私と中也さんは別々になった




貴女「…なんですかこれ」


森「まあ見てなさい」


貴女「…………ヘリ、?」


森「そうだね」




家の頭上には何機ものヘリやら特殊そうな飛行機が飛び回っていた





すると一度家に大きな布がかけられ




貴女「えっ、え、ちょっと、!」


森「すごいよね最近の技術は」




その飛行機達は家を持ち上げ




ブーン





貴女「何処に?!」


森「何処へだろうね」




持ち去ってしまった




貴女「どういう事ですかっ!」


森「私も犯人は分からなくてねえ

困ったよねえ」



貴女「………」



わざとらしく困った振りをする首領を睨む




森「あ、そうだ。また中也くん家に住んだらどうかね」


貴女「………それが狙いですか」


森「中也くんには私から伝えるから大丈夫だよ

それと…」


貴女「……用意周到って訳ですか」




無くなった家にあるはずの荷物が必要最低限目の前に現れた



森「今から別の任務に行ってもらうけどそれが終わったら中也くん家に帰るといい」


貴女「…野宿します」


森「ボスの命令だよ」


貴女「……………………わかりました」

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設定タグ:文スト , 中原中也 , 太宰治   
作品ジャンル:恋愛
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高杉りた(プロフ) - 宇宙さん» コメントありがとうございます🥹そうです!誕生日です!気づいて貰えて嬉しいです✨絶対会話に4分もかかってないけどどうしてもやりたかったです笑更新遅めですが引き続き楽しんでいただけると幸いです😌 (2月19日 10時) (レス) id: 795a11b87e (このIDを非表示/違反報告)
宇宙(プロフ) - 89話の中也と太宰ちゃんの通話時間は、中也の誕生日と同じ数字ですね! 意図されてなかったらすいません! 今一気に読ませて頂いてるんですが、最高です! (2月18日 8時) (レス) id: 903686ae9a (このIDを非表示/違反報告)
陽奈(プロフ) - あ、あ、、あぁああ、、、😵‍💫🌀💗最高すぎます🥹🫶🏻続き待ってます!!!! (1月12日 19時) (レス) @page21 id: c0bc1d8a43 (このIDを非表示/違反報告)
はるぽて - やばいやばいやばい!かっこいい、、!続き楽しみにしてます! (1月11日 20時) (レス) @page21 id: d1b129b244 (このIDを非表示/違反報告)
Efu(プロフ) - え、待って好きすぎるんだが???🤦‍♀️🤦‍♀️🤦‍♀️ 続き待ってます!! (1月9日 2時) (レス) @page11 id: c48b566125 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:高杉りた | 作成日時:2024年1月5日 18時

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